強風も何の!埼玉・松田 難しい角度のキック2本沈め「いい経験」ラグビーリーグワン

2023年04月08日 20:32

ラグビー

 【ラグビーリーグワン第14節   埼玉25―12BR東京 ( 2023年4月8日    埼玉・熊谷ラグビー場 )】 すでにプレーオフ進出を決めている昨季王者の埼玉は、BR東京を25―12で下し、負けなしの開幕14連勝を飾った。埼玉はレギュラーシーズン2試合を残し、2位以上が確定。強い北風が吹き付ける中での一戦で、SO松田力也は2ゴール2PGを決める正確なキックスキルを披露した。
 時折突風が吹き荒れ、グラウンド上空をビニール袋などが舞うコンディションの中、今秋のW杯でも日本代表の司令塔としての活躍が期待される松田が右足で魅せた。PG2本はほぼ正面で距離も短い位置だったが、この日のトライ3本はいずれも「端っこだった」と苦笑いする位置。そんな中でもコンバージョンを3本中2本決め、計10得点を挙げた。

 特に後半14分のチーム2トライ目後のコンバージョンは、CTB長田がタッチラインから約1メートルの位置に飛び込んだ難しい角度だった。しかも強い北風の風下。そんな中でも普段よりも「弾道を低く、強く蹴る」ことを意識したボールは、見事にポールの真ん中を射抜いて2点をもたらした。同23分のほぼ同じ位置からのキックは「体が早く開いた」と左に逸れたが、失敗の原因も明確だった。

 「試合では初めてくらいの強い風。この風で(難しい角度のコンバージョンが)2本入ったのは、いい経験になる」と松田。司令塔としてゲームコントロールでも冷静なタクトを振り、チームを14連勝に導いた。

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