脇田泰地が連盟推薦枠で初のWG代表入り チューブライドで大会全体最高の9・07点をマーク

2023年04月27日 22:11

サーフィン

脇田泰地が連盟推薦枠で初のWG代表入り チューブライドで大会全体最高の9・07点をマーク
ワールドゲームズ代表に選ばれ、マッスルポーズを決める脇田泰地(右)と優勝した稲葉玲王 Photo By スポニチ
 【サーフィンジャパンオープン ( 2023年4月27日    宮城県仙台市・仙台新港 )】 24年パリ五輪予選を兼ねたワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、5月30日開幕、エルサルバドル)の代表選考会として行われ、男子で準優勝だった脇田泰地(24)は、連盟推薦枠で初のWG代表に選出された。
 決勝では2歳年上ながら幼なじみで、現在も練習仲間である稲葉玲王と対戦。最終盤までリードしながら逆転負けしたが、今大会のパフォーマンスや、昨年のワールドサーフリーグ(WSL)ランキングで日本勢2位だったことなどが考慮され、代表権を勝ち取った。

 「優勝しないと(WGは)出られないと思った。決まってビックリ。せっかくもらったチャンスなので頑張りたい」

 脇田が目を引くパフォーマンスで魅了したのが、東京五輪代表の大原洋人と対戦した準決勝だ。試合中盤、筒状の波を左方向に滑るチューブライディングを披露すると、抜けた後にワンターンを入れて、今大会全体を通じて最高得点となる9・07点をマーク。「実力というか、タイミングが良かった。自然に感謝」と謙そんしながらも、チャンスを逃さずしっかりとモノにした。

 父に世界的サーファーの貴之氏、妹に同じく競技会で活躍する紗良を持つ、サーフィン一家の長男。昨年は妹と共に国際大会を転戦し、心技体ともに成長した姿を見せつけた。パリ五輪の会場となるフランス領ポリネシアのタヒチ島チョープーは「トップ2に入る決めたい波」。WG本番へ向け、「そこ(チョープー)で試合をできるのは一生に一度あるくらいなので、ぜひ出たい」と宣言した。

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