松田詩野が4大会連続WG代表入り「いい思い出にしたい」失意の地でパリ五輪代表決める

2023年04月27日 23:03

サーフィン

松田詩野が4大会連続WG代表入り「いい思い出にしたい」失意の地でパリ五輪代表決める
連盟推薦枠でのワールドゲームズ代表入りが発表され、関係者とタッチを交わす松田詩野 Photo By スポニチ
 【サーフィンジャパンオープン ( 2023年4月27日    宮城県仙台市・仙台新港 )】 24年パリ五輪予選を兼ねたワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、5月30日開幕、エルサルバドル)の代表選考会として行われ、女子で4強入りを果たした松田詩野(20)が、連盟推薦枠で4大会連続のWG代表に選出された。
 1回戦で18年WG代表の黒川日菜子を破った松田は、続く準決勝で東京五輪銅メダルの都筑有夢路と対戦。6点台と5点台のスコアを出したものの、7点台を2本出した相手に及ばなかった。しかし今大会でのパフォーマンスや、直近を含む過去の国際大会の実績が考慮されて代表に選出。「優勝が目標だったので悔しいが、チャンスをもらったので(本番までに)調子を整えたい」と話した。

 今年のWGの舞台となるエルサルバドルは、因縁の地でもある。19年のWGでアジア1位となり、条件付きで東京五輪代表に内定した松田。だが五輪が1年延期となり、迎えた21年のエルサルバドルでのWG。都筑と前田マヒナが自身より上位に入り出場権を獲得したため、五輪代表権ははかなく消えた。

 しばらくは競技を離れて心身共にリフレッシュし、昨年4月は右肩の手術を受けた松田。再び競技の第一線に戻ると、今年1月にはフィリピンでの国際大会で復活優勝。今大会は4強止まりも、きっちりと実力を証明し、見事代表権を手にした。今年のWGは19年大会と異なり、アジア1位なら無条件でパリ五輪代表に決まる。

 「2年前は一番悔しい思いをした。今度はいい思い出にしたい」

 残酷な記憶の残る地でパリ五輪代表を決め、歓喜の色に塗り替えてみせる。

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