レイカーズの1回戦突破はおあずけ グリズリーズに17点差で敗れて3勝2敗 八村は9得点
2023年04月27日 11:06
バスケット
アンソニー・デービス(30)がチーム最多の31得点と19リバウンドをマーク。第4戦で22得点と自己最多の20リバウンドを稼いだレブロン・ジェームズ(38)は15得点、10リバウンドで3点シュートの成功は9本中1本だった。ジェームズは勝てばシリーズ制覇というプレーオフのロードゲームでは28回目で8敗目。今シリーズでの3点シュートの成功率は25・0%と低迷している。
八村塁(25)は15―21で迎えた第1Qの6分51秒からコートに登場。正面のジャンプシュート、ゴール下、速攻のダンクと3本連続でフィールドゴール(FG)を成功させてこのクオーターで6得点を記録したが、残り2分に2つ目の反則をコールされたこともあって第2Qは出番はなかった。
第3Qは67―73の6分0秒から登場したが、正面からプルアップで放ったジャンプシュートはリングに跳ね返り、点差は徐々に広がっていった。第4Qの3分2秒に右コーナーから放ったこの日2本目の3点シュートは決まり、ウィザーズ時代の20年の1回戦(対76ers)初戦から続いている3点シュートの連続成功記録は10試合に伸びたが、この日は21分の出場でFGの成功は8本中4本(うち3点シュートは3本中1本)で9得点と2リバウンド。出場時間帯のチームスコアは今シリーズではワーストのマイナス18だった。
プレーオフの出場チームが12チームから16チームに増えた1984年以降、第7シードが第2シードを退けると6回目だが、1回戦が5試合制から7試合制となった2003年以降では(東西合計40シリーズ)、2010年のスパーズ(対マーベリクス)のみ。第8シードが第1シードを倒したケースは03年以降では3回あるため、第7シードのシリーズ突破(確率2・5%)は第8シードよりもレアケースとなっている。
ホームで今季35勝7敗というリーグ最高成績を残していたグリズリーズは崖っ縁で踏みとどまって第2戦に続く2勝目。ジャー・モラント(23)が31得点、10リバウンド、7アシストを稼ぎ、デズモンド・ベイン(24)も前半での21得点を含む33得点と10リバウンド、5アシストをマークして勝利に貢献した。
1勝3敗からのシリーズ逆転は過去13回。グリズリーズは史上14チーム目になるためには27日の第6戦(ロサンゼルス)と29日の最終戦(メンフィス)に勝つ必要があるが、どこまで粘るのかが注目されるところだ。
東の第5シード、ニックスは敵地クリーブランド(オハイオ州)で第4シードのキャバリアーズを106―96(前半61―51)で下して4勝1敗。10年ぶりに東地区準決勝シリーズに勝ち上がったが、今ポストシーズンで下位シードのチームがシリーズを制したのはこれが初めてとなった。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場5分9秒=6得点)
(1)8分3秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=○(アシスト・ラッセル)
(2)9分25秒・右サイドからカット。ブラウンJRのパスを受けてゴール下=○(アシスト・ブラウンJR)
(3)9分43秒・速攻からジェームズのパスを受けて両手でダンク=○(アシスト・ジェームズ)
▼第2Q(出場機会なし)
▼第3Q(出場6分0秒=無得点)
(4)8分31秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
▼第4Q(出場12分=
(5)1分29秒・右サイドから3点シュート=×
(6)3分2秒・右コーナーから3点シュート=○(アシスト・ジェームズ)
(7)8分56秒・左サイドから3点シュート=×
(8)9分2秒・左サイドからドライブしてゴール下=×
<レイカーズの1回戦成績>
▼第1戦=○128―112(29)
▼第2戦=●93―103(20)
▼第3戦=○111―101(16)
▼第4戦=○117―111(7)
▼第5戦=●99―116(9)
*カッコ内は八村の得点
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