NBAの今季MVPは76ersのエンビード 米国以外の選手の受賞は5年連続 

2023年05月03日 08:41

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NBAの今季MVPは76ersのエンビード 米国以外の選手の受賞は5年連続 
今季のMVPに選出された76ersのジョエル・エンビード(AP) Photo By AP
 NBAの今季のMVPが2日に発表され、76ersのセンターで2年連続で得点王となっていたジョエル・エンビード(28=213センチ、127キロ)が選出された。最終候補の3人は昨年と同じで、エンビード以外はナゲッツのセンターで過去2年連続受賞のニコラ・ヨキッチ(28)と18年から2年連続で受賞していたバックスのフォワード、ヤニス・アデトクンボ(28)。ヨキッチはセルビア、アデトクンボはギリシャ、エンビードはカメルーン出身で(フランス国籍も保持)、これでNBAのMVPは5年連続で米国以外の選手が受賞したことになった。
 5人連記の投票(1位10点+2位7点+3位5点+4位3点+5位1点のポイント合計)でエンビードは投票有資格者の100人中73人から1位票を集め、2位票25、3位票2で合計915ポイント。ヨキッチには1986年のラリー・バード(セルティクス)以来となる3年連続の受賞がかかっていたが、1位票15、2位票52、3位票32の674ポイントで次点だった。3位がアデトクンボで1位票12、2位票23、3位票65で606ポイント。4位はセルティクスのジェイソン・テータム(25)で3位票1、4位票89、5位票8の280ポイントだった。

 NBAのシーズンMVPを米国出身以外の選手が初めて受賞したのは1994年のアキーム・オラジュワン(ロケッツ=ナイジェリア出身)で、2005年と06年にはスティーブ・ナッシュ(サンズ=カナダ出身)、07年にはダーク・ノビツキー(マーベリクス=ドイツ出身)が受賞。エンビードは史上6人目となったが、米国勢は18年のジェームズ・ハーデン(ロケッツ)を最後に受賞者を輩出していない。

 2014年のドラフトで全体3番目に指名されながら脚の故障でデビューが2年遅れたエンビードはこれが実働7シーズン目。年俸3308万ドル(約45億円)の今季は66試合に出場してリーグ1位の33・1得点と10位の10・2リバウンドをマーク。所属している76ersは54勝28敗で東地区全体の3位。現在地区準決勝シリーズで2位のセルティクスと対戦(76ersの1勝)している。

 ただしエンビードは1日の準決勝第1戦は右膝の故障で離脱。レギュラーシーズンでは16試合を欠場していたが、ヨキッチも13試合、アデトクンボも19試合欠場していた。

 

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