三役復帰の正代が時疾風らと申し合い13番 再び大関へ「チャンスがあれば食らいついていく」

2023年05月05日 16:49

相撲

三役復帰の正代が時疾風らと申し合い13番 再び大関へ「チャンスがあれば食らいついていく」
時疾風(右)と申し合い稽古を行う正代(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の小結・正代(31)が5日、東京都墨田区の時津風部屋で新十両・時疾風(26)と幕下・吉井(19)を相手に計13番の申し合い稽古を行った。
 ここ数日は大勢の関取衆が出稽古に訪れていた時津風部屋だったが、この日は同部屋の力士のみ。時疾風が得意とする左四つから強烈な左すくい投げを繰り出すなど力強さを見せ、13番連続で取って11勝2敗だった。東農大の後輩でもある時疾風が新十両に昇進したことで「関取の人数が増えるのはいいこと。まだ負けないぞという気持ちは変わりない」と刺激を受けていた。前日、前々日と2日連続で横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)と三番稽古を行っており少々疲れた様子も見られたが「体が動くようになってきた」と好感触を得ていた。

 3年ぶりに平幕に番付を下げた春場所は10勝5敗の好成績。「立ち合いから前に攻める相撲で内容がよかった」と振り返った。好調の要因は、右足親指などのケガが癒えてきたことと「肩の荷が下りた」こと。大関時代は「勝ちにこだわりすぎて前に出ることを怖がっていた。カド番が続くとメンタル的にも疲れていた」という。ケガが治り、プレッシャーから解き放たれたことで本来の相撲を取り戻した。

 夏場所(14日初日、東京・両国国技館)は2場所ぶりに三役に復帰する。「(前頭)筆頭も小結もあまり変わらない。大関時代に比べるとささいなもの」と重圧は感じない。再び大関昇進を目指していく今後に向け「チャンスがあれば食らいついていく。自分らしさを出して一番一番納得して取れるようにしたい」と意気込んだ。

おすすめテーマ

2023年05月05日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム