レイカーズはウォリアーズに完敗 2戦目は黒星 八村は3P4本成功で21点も最大で32点差  

2023年05月05日 12:30

バスケット

レイカーズはウォリアーズに完敗 2戦目は黒星 八村は3P4本成功で21点も最大で32点差  
第1Qにダンクを決めたレイカーズの八村(AP) Photo By AP
 西の第7シードとしてポストシーズンに突入したレイカーズは4日、敵地サンフランシスコ(カリフォルニア州)で昨季の王者でもある第6シードのウォリアーズとの準決勝シリーズ第2戦に臨んだが100―127(前半56―67)で敗れて1勝1敗。第1Qで7点のリードを計3回奪ったものの、第2Qでは23―41、第3Qで24―43とリズムを完全に失い、最大32点差をつけられてレギュラーシーズンを含めたこのカードの連勝は4で止まった。
 第1戦で30得点と23リバウンドを記録したアンソニー・デービス(30)は33分の出場で11得点と7リバウンドどまり。ウォリアーズのステフィン・カリー(35)とはキャバリアーズ時代の2015年から4年連続でファイナルで対戦しているレブロン・ジェームズ(38)は3点シュートを8本中3本成功させて23得点をマークしたものの、チームは第3Q終了時点で30点の大差をつけられた。

 八村塁(25)は17―17の第1Q6分34秒からジェームズに代わってコートに登場。最初に放った速攻からのシュートは外したが、右サイドからインサイドにカットしたあとデービスからパスを受けて両手でダンクを決めた。

 このあと八村は3点シュートを左右両サイドから2本連続で成功。第1Qだけで8得点を記録した。第2Qに入ってもシューティングは好調。左サイドと右のコーナーからの2本も決め、前半では4本の3点シュートをすべて成功させて、ジェームズの21得点に次ぐチーム2番目の14得点をマークした。

 八村の今プレーオフでの2ケタ得点はグリズリーズとの1回戦第3戦(4月22日)以来、5試合ぶり。後半は7得点で、この日は結局22分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は14本中8本(うち3点シュートは6本中4本)で21得点(20得点以上は3回目)と5リバウンドを稼いだものの、後半に入って勝機は見い出だせなかった。八村はこれで今プレーオフ全8試合に出場。平均得点は14・3(今季は11・2)、FG成功率は58・1%(同48・6%)、3点シュートの成功率は55・6%(同31・9%)となっている。

 昨季ファイナルでMVPとなっているウォリアーズのカリーはレイカーズのジャレッド・バンダービルト(24)とデニス・シュルーダー(29)の密着マークにあったが、それでも22得点と12アシスト。第1戦で25得点をマークしていたクレイ・トンプソン(33)が8本の3点シュートなどで30得点を稼いで勝利に貢献した。

 今ポストシーズンで平均16・1リバウンドをマークしていたセンターのケボン・ルーニー(27)は病気で体調が悪くこの日はベンチスタート(12分で6得点、8リバウンド)。しかし代わって先発したジャマイカル・グリーン(32)が15得点をマークするなど奮闘した。チームの3点シュート成功は42本中21本。成功率はレイカーズの29・4%(34本中10本)に対してウォリアーズは50・0%に達した。

 ウォリアーズはこのシリーズの第1戦と第2戦でそれそれ21本の3点シュートを成功。シリーズ最初の2試合での3点シュートの成功本数(42)は、2016年の東地区準決勝で当時ジェームズが在籍してたキャバリアーズがホークスとの2試合でマークしていた40本を上回るNBA新記録となった。

 なお第3戦と第4戦はレイカーズの地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で6日と8日に行われる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分26秒=8得点)
(1)6分47秒・速攻で左サイドを疾走してゴール下でシュート=×
(2)7分17秒・右サイドからカットしてゴール下でダンク=○(アシスト・デービス)
(3)9分15秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・ブラウンJR)
(4)11分26秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・デービス)
 ▼第2Q(出場8分34秒=6得点
(5)1分21秒・速攻から右サイドでプルアップのジャンプシュート=×
(6)6分43秒・右コーナーから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
(7)7分30秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・シュルーダー)
(8)10分6秒・コーナー3のフェイクからインサイドにドライブしてゴール下=×
 ▼第3Q(出場5分3秒=
(9)8分58秒・左サイドでムーディーとの1対1。右手でダンク=○
(10)9分23秒・正面からドライブしてフローター気味のシュート=×
(11)9分39秒・右コーナーから3点シュート=×
*10分7秒・フリースロー2本=×○
(12)11分37秒・ゴール下にカット。ジェームズのパスを受けて両手でダンク=○(アシスト・ジェームズ)
 ▼第4Q(出場3分16秒=2得点)
(13)38秒・右サイドから3点シュート=×
(14)2分1秒・右サイドから正面に回り込んでペイント内でステップバックのジャンプシュート=○(アシスト・ブラウンJR)

 <レイカーズ今季の対ウォリアーズ>
 ▼22年10月18日=●109―123
 ▼23年2月11日=○109―103
 ▼23年2月23日=○*124―111
 ▼23年3月5日=○*113―105
 ▼23年5月2日=○117―112
 ▼23年5月4日=●100―127
 *はロサンゼルスでの試合

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