大栄翔「場所前みたいな気持ちで」琴ノ若と白熱の三番稽古 大関獲り挑戦の名古屋場所へ早くも気合十分

2023年06月08日 16:32

相撲

大栄翔「場所前みたいな気持ちで」琴ノ若と白熱の三番稽古 大関獲り挑戦の名古屋場所へ早くも気合十分
佐渡ケ嶽部屋で琴ノ若(右)と三番稽古を行った大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・大栄翔(29=追手風部屋)が8日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出向き、小結・琴ノ若(25)と11番の三番稽古を行った。
 夏場所が終わって間もない時期に繰り広げられた三役同士の白熱した三番稽古。大栄翔が得意の突き押しで圧倒する場面もあれば四つに組み止められる場面もあり、互いの持ち味が出て5勝6敗と互角の内容だった。「やりづらい相手ではあるので、稽古場でできるのはありがたい」。大栄翔は琴ノ若に対して幕内で過去3勝5敗(不戦勝は除く)と苦手にしており、対策を練る貴重な機会となった。「良いときは押し出せるけど、(相手が)強いから相手の形になってしまう。本場所でまわしを取られた時の体の反応も稽古できている」と収穫を口にした。

 佐渡ケ嶽部屋への出稽古は3日連続でこの日が最終日。場所後1週間の休みをはさみ、5日は所属する追手風部屋で軽く体を動かし、6日から本格的に始動した。稽古再開からいきなり3日連続で役力士との実戦稽古を行い「場所前みたいな気持ちでやれている」と早くも気合十分。「やれる限り稽古する」と、巡業のない6月を有効活用していく考えを示した。

 直近2場所で合計22勝を挙げており、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は大関獲りに挑戦する。勝負の場所を前に「変に考えても仕方ない。しっかりやることをやって臨むのが一番」といつも通り稽古を積み重ねていくことを誓った。

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