五十嵐「また凄い経験できる」松田「自分を超えられた」 サーフィン・パリ五輪代表内定の2人が喜びの声

2023年06月08日 07:49

サーフィン

五十嵐「また凄い経験できる」松田「自分を超えられた」 サーフィン・パリ五輪代表内定の2人が喜びの声
サーフィンのパリ五輪代表に条件付きで内定し、オンライン会見でリラックスした表情で喜びを語る男子の五十嵐カノア(右)と女子の松田詩野
 【サーフィンワールドゲームズ最終日 ( 2023年6月7日    エルサルバドル・ラボカナ )】 今大会でアジア1位となり、来年2月開幕予定の次回ワールドゲームズ出場を条件に24年パリ五輪出場権を獲得した男子の五十嵐カノア(25=木下グループ)、女子の松田詩野(20)がオンラインで取材に応じ、五十嵐は「東京五輪も凄い経験だったが、また同じ経験ができる。アスリートとしてトップ(最高)の気持ち」と喜びを口にした。
 五十嵐は稲葉玲王(26)が敗退したことでアジア1位が決まり、2大会連続の五輪出場権が確定。その後は準決勝を1位で通過すると、決勝では4位にとどまったものの、WGで3大会連続決勝進出という快挙を成し遂げた。今季はプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で苦しい戦いが続いていたが、「ほんのちょっとのことで結果が変わる。まだCTは続くので、もらったエネルギーで頑張りたい」と意気込んだ。

 2日前にアジア1位が確定し、パリ五輪出場権を獲得した松田も「取った日はジェットコースターみたいな1日だった。うれしかった」と白い歯をのぞかせた。19年WGでは条件付きで東京五輪代表に内定も、その後に条件を満たせず、出場を逃した。エルサルバドルは出場を逃した屈辱の地でもあったが、「絶対にいい思いの場所にしたいと思った。周りの方々のサポートのおかげと、自分の思いの強さで取れた。前回の自分を超えられたと思う」と実感を込めた。

 パリ五輪の舞台となるのは、世界屈指のサーフスポットとして知られるフランス領ポリネシアのタヒチ島チョープー。12歳ごろから毎年同所で練習を行い、実戦経験もある五十嵐は「五輪に向けて練習は真剣になる。今年もチャンスのある時に練習して、ブレーク(波の割れる箇所)をもっと知りたい」と抱負。一方、練習を含めて滑った経験がない松田も「(五輪まで)1年あるので、自信を持って挑めるようにしておきたい」と意気込んだ。

おすすめテーマ

2023年06月08日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム