ナゲッツが敵地マイアミで2勝目 ヨキッチとマーリーがトリプルダブル 1チーム2人は史上初

2023年06月08日 12:15

バスケット

ナゲッツが敵地マイアミで2勝目 ヨキッチとマーリーがトリプルダブル 1チーム2人は史上初
ヒートのラブをかわしてシュートに持ち込むナゲッツのヨキッチ(AP) Photo By AP
 NBAの王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第3戦が7日にフロリダ州マイアミで行われ、西の第1シードのナゲッツが109―94(前半53―48)で東の第8シードで地元のヒートを下して2勝1敗。コロラド州デンバーでの第2戦(4日)は落としたものの、敵地でホーム・アドバンテージを奪回して初のリーグ制覇まであと2勝と迫った。
 今季ロードで19勝22敗と負け越していたナゲッツでは、ニコラ・ヨキッチ(28)が44分の出場で32得点、21リバウンド、10アシスト、2ブロックショットをマーク。第4Q6分12秒に10アシスト目を記録したところで、今ポストシーズンで10回目のトリプルダブルを達成した。ジャマール・マーリー(26)は前半での20得点を含む34得点と10リバウンド、10アシストを稼いでヨキッチ同様にトリプルダブル。ファイナルで同一チームの2人が個人記録の3部門に2ケタの数字を記したのはこれが初めてとなった。またファイナルだけでなくレギュラーシーズンとプレーオフすべてを含め、30得点以上でのトリプルダブルを同じチームの2人が達成したのは初めてとなった。

 ナゲッツは第4Q途中でこの日最大となる21点差のリードを奪い今ポストシーズンのロードでは4連勝。ペイント内でのチームスコア(60―34)とリバウンド数(58―33)はヒートを大きく上回った。

 第8シードとして史上2チーム目のファイナル進出を果たしたヒートは今ポストシーズンのホームでは6勝3敗。ジミー・バトラー(33)が28得点、バム・アデバイヨ(26)が22得点と17リバウンドをマークしたが、後半のスコアは46―56と今プレーオフで見せていた終盤での粘りは影を潜めた。

 残り29・8秒では今季限りで引退する20シーズン目のユドニス・ハズレム(42)がコートに登場。9日で43歳になるハズレムはファイナル史上最年長選手となったが、放った唯一のシュートは入らなかった。

 <第1戦チーム成績>
 ▼FG成功率=ナゲッツ51・2%(80本中41本)、ヒート37・0%(35本中11本)
 ▼3点シュート成功率=ナゲッツ27・8%(18本中5本)、ヒート31・4%(35本中11本)
 ▼FT成功率=ナゲッツ81・5%(27本中22本)、ヒート78・9%(19本中15本)
 ▼リバウンド=ナゲッツ(58)、ヒート(33)
 ▼アシスト=ナゲッツ(28)、ヒート(20)
 ▼スティール=ナゲッツ(3)、ヒート(7)
 ▼ブロックショット=ナゲッツ(5)、ヒート(3)
 ▼ターンオーバー=ナゲッツ(14)、ヒート(4)
 ▼ペイント内得点=ナゲッツ(60)、ヒート(34)
 ▼速攻による得点=ナゲッツ(11)、ヒート(11)
 ▼反則数=ナゲッツ(18)、ヒート(22)
 ▼最大点差リード=ナゲッツ(21)、ヒート(5)

 <ファイナルの成績と日程>
 ▼第1戦=6月1日(デンバー)○ナゲッツ104―93●ヒート
 ▼第2戦=6月4日(デンバー)○ヒート111―108●ナゲッツ
 ▼第3戦=6月7日(マイアミ)=○ナゲッツ109―94●ヒート
 ▼第4戦=6月9日(マイアミ)
 ▼第5戦=6月12日(デンバー)
 ▼第6戦=6月15日(マイアミ)
 ▼第7戦=6月18日(デンバー)
 *日付は米国時間。第6戦以降は状況次第で実施

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