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琴ノ若が大栄翔に6勝5敗「身になる良い稽古」大関獲り挑戦の関脇陣に刺激「次は自分が」

2023年06月08日 18:20

相撲

琴ノ若が大栄翔に6勝5敗「身になる良い稽古」大関獲り挑戦の関脇陣に刺激「次は自分が」
出稽古に訪れた大栄翔（左）と三番稽古を行う琴ノ若（撮影・前川　晋作） Photo By スポニチ
　大相撲の小結・琴ノ若（25）が8日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で、出稽古に訪れた関脇・大栄翔（29＝追手風部屋）と11番の三番稽古を行った。
　名古屋場所（7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ）で大関獲りに挑む大栄翔を相手に、突き押しを封じて組み止めるなど持ち味を発揮して6勝5敗と勝ち越し。「身になる良い稽古をさせていただきました」と充実感を示した。

　夏場所は途中で5連敗するなど苦戦もしたが、最終盤の3連勝でなんとか8勝7敗の勝ち越し。「自分の相撲を貫いていけば取り戻せるだろうという気持ちでやっていた。もっと早く勝ち越すのが一番だけど、気持ちを切らさずに取り切れた」。新三役から3場所連続の勝ち越しは地力の証明でもあった。

　これで9場所連続負け越しなしと安定感は抜群。それでも「勝ち越しだけじゃなくてそれ以上勝ち抜けることが大事」と幕内上位でまだ挙げたことのない2桁勝利を見据えた。ここ数場所、近い番付で戦っていた霧馬山改め霧島（27＝陸奥部屋）が大関に昇進。大栄翔、若元春（29＝荒汐部屋）、豊昇龍（24＝立浪部屋）の3人が名古屋場所で大関獲りに挑戦と、少し差をつけられてしまっている現状。次期大関候補の呼び声高い25歳は「同じ三役として悔しい気持ちもありますし、次は自分がという気持ちでいかないと勝ち抜けない」と闘志を燃やした。

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