幕下5枚目の石崎「あとは気持ちだけ」新十両昇進決める覚悟 兄弟子・朝乃山からも期待の声

2023年07月06日 19:09

相撲

幕下5枚目の石崎「あとは気持ちだけ」新十両昇進決める覚悟 兄弟子・朝乃山からも期待の声
朝玉勢(右)と申し合い稽古を行う高砂部屋の石崎(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕下・石崎(24)が6日、愛知県蟹江町の高砂部屋で18番の申し合い稽古を行った。
 朝玉勢(30)、朝乃若(28)、朝志雄(28)の関取経験者3人を含む幕下6人に三段目・朝白龍(24)を加えた7人での申し合い稽古に参加し、最後は7連勝で締めて16勝2敗。1メートル77、123キロで体はそれほど大きくないが、正攻法の前に出る力強さや中に入って速く攻めるうまさを見せた。

 ぶつかり稽古では、体重169キロの大きな幕下・朝弁慶(34)の胸を借り、全力を尽くして押し切った。息を切らせて四股を踏んでいると、この日高砂部屋に訪れた日本相撲協会評議員で元幕内・朝乃翔の小塚一氏(53)の指示でぶつかり稽古を“おかわり”することに。鋭い当たりから一気に前に出る足の運びを意識して2度目のぶつかり稽古をこなした。

 名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付は東幕下5枚目。新十両昇進のチャンスとなる地位にも「あまり意識せずにいつも通り。やることやってきたので、あとは気持ちだけですね」と意気込んだ。兄弟子の幕内・朝乃山(29)からは「(十両へ)上がる力は全然ある。上がらないといけない」と期待を込められた。

 夏場所では、日体大の後輩にあたるアマチュア横綱・大の里(23=二所ノ関部屋)のデビュー戦で土をつけて注目を集めた。大の里が東幕下3枚目で今場所も番付は近く「また当たりますね」と再戦を期待した。今場所の幕下5枚目以内には新十両昇進を目指す力士が石崎の他に4人。大の里と西4枚目の高橋(24=二所ノ関部屋)は日体大の後輩で、西2枚目の木竜皇(20=立浪部屋)と西3枚目の向中野(20=宮城野部屋)は21年夏場所初土俵の同期生。誰が関取の座を射止めるか、幕下上位の熱い戦いにも注目だ。

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