【龍ケ崎巡業】霧島が実戦稽古再開で若元春と6番 カド番の秋場所へ「休みも取って」調整を工夫

2023年08月03日 17:12

相撲

【龍ケ崎巡業】霧島が実戦稽古再開で若元春と6番 カド番の秋場所へ「休みも取って」調整を工夫
若元春(右)と三番稽古を行う霧島(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏巡業が3日、茨城県龍ケ崎市のニューライフアリーナ龍ケ崎で行われた。
 大関・霧島(27=陸奥部屋)がこの日から実戦稽古を再開。関脇・若元春(29=荒汐部屋)と連続で6番取って5勝1敗だった。互いに得意の左四つで力を出し合ったり、もろ差しからの攻めや押して一気に前に出る相撲も見せた。

 ここまで3日間の巡業では基礎運動とぶつかり稽古を行って体を慣らし、この日から本格始動。「しっかり体を作って、今日から稽古と前から考えていた」と話した。時間の都合もあり番数は6番と少なめ。「一番一番が大事」と限られた時間を有効活用し、役力士と内容の濃い三番稽古をこなした。

 新大関として臨んだ名古屋場所は肋骨骨挫傷で初日から休場。4日目から出場したが6勝7敗2休の負け越しに終わった。カド番で迎える秋場所(9月10日、東京・両国国技館)へ「そのへんはあまり意識しない。自分のペースでいつも通り」と平常心を強調。稽古熱心な大関は、名古屋場所の経験を踏まえ「ちゃんと休めばケガにならなかったかもしれない。やる時はやって、焦らないようにしっかり休みも取って」とオーバーワークにならないように工夫しながら調整していくことを見据えた。

 大関として臨む初めての巡業。「一つ番付が上がるだけでこんなに違うんだ」と拍手や声援の多さを実感した。また、豊昇龍(24=立浪部屋)の新大関昇進には「小さい時からずっと一緒にやってきたので、2人で大関と言われてうれしい」と笑顔。モンゴルで同じ柔道クラブに通っていた間柄でもある後輩大関の存在を刺激に「2人で引っ張っていきたい。そのうち2人で三番稽古しようと思う」と今後も切磋琢磨していくことを誓った。

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