石川遼の弟・航68 自己最高8位発進「自分の理想に近いプレーができた」横浜ミナトチャンピオンシップ

2023年08月03日 18:32

ゴルフ

石川遼の弟・航68 自己最高8位発進「自分の理想に近いプレーができた」横浜ミナトチャンピオンシップ
18番グリーンでパットのラインを読む石川航(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 横浜ミナトチャンピオンシップ第1日 ( 2023年8月3日    神奈川県 横浜CC=7231ヤード、パー71 )】 石川遼の弟・石川航(23=フリー)が5バーディー、2ボギーの3アンダー68で回り首位と3打差の8位で好発進した。
 好スコアでホールアウトした石川航は「風が強くて難しかったけど、自分の理想に近いプレーができた」と満足そうに話した。

 「4メートルくらいのバーディーパットが何個か入ってくれたのでスコアがつくりやすかった」。1番で4メートルを沈めてバーディー発進。5番パー5は2オンしてイーグル逃しのバーディー。8番は5メートル、後半の12番は4メートルの好機を生かした。16番では1・5メートルにつけて伸ばした。

 8位はツアーの初日自己最高順位。首位と3打差で発進し「トップと近い位置で回るのが目標だったので、凄く良かった」と白い歯を見せた。

 先に2オーバー73で上がっていたツアー18勝の兄・遼も上回った。石川航は「(石川遼が)前半は1アンダーで順調だと思っていたので、びっくりした。ちょっとしたトラブルがスコアにつながるコースなので、警戒しないといけない」と話した。

 全国屈指の進学校・浦和高から日体大に進学。大学時代は同学年の河本力、1学年下の中島啓太らと切磋琢磨(せっさたくま)した。「同世代の選手がツアーを引っ張っている。僕も対抗しようとはまだ思わないけど、同世代の選手を尊敬している。前はお兄ちゃんのスコアを見て尊敬していたけど、今は啓太とか凄い選手がいっぱいいるので凄く勉強になる」と既にツアー優勝を飾った盟友たちに刺激を受けている。

 大学卒業後は肉体改造に着手。週3、4回ジムに通い、約1時間体を鍛えている。並行してタンパク質を多めに摂取する食事管理も行い、2年間で体重は約10キロ増えて76キロに。飛距離も約15ヤード伸びて平均300ヤード飛ばす。

 今年5月のゴルフパートナープロアマでは第2日に67をマークするなどツアーでも結果が出始めている。

 好位置で臨む2日目以降に向けて「まずは予選通過したい。今日と一緒で、コースの外にボールが出ないように意識してやっていきたい」。堅実なゴルフを心がける。
 

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