1年・久保凛、2分6秒23で800m決勝進出に ドルーリー朱瑛里に「少し近づけたのかな」

2023年08月04日 16:53

陸上

1年・久保凛、2分6秒23で800m決勝進出に ドルーリー朱瑛里に「少し近づけたのかな」
陸上女子800メートル決勝進出を決めた久保(東大阪大敬愛)(撮影・竹内敦子) Photo By スポニチ
 【全国高校総体第14日 ( 2023年8月4日    北海道・札幌市厚別公園競技場など )】 陸上の女子800メートル準決勝が行われ、近畿女王の久保凛(東大阪大敬愛1年)が2分6秒23で3組1着となり、全体トップのタイムで決勝に進んだ。
 後半に強さを発揮し、近畿総体でも競り合った西田有里(草津東)らに先着。「(1周目から)1分3秒の入りになってしまったけど、ラスト1周で粘り強く最後まで走り切れた。ラスト100メートルもスピードを上げて、最後まで粘れたのは良かった」と笑みを浮かべた。

 和歌山県串本町出身の15歳。小学1年からサッカーを始め、串本JFCでプレーした。高学年の頃に出場した陸上の大会で好成績を収めたことから競技の楽しさを知り、中学から陸上に専念。昨年の全日本中学校陸上競技大会では800メートルを制し、中学日本一に輝いた。

 潮岬中3年だった今年1月には、和歌山県チームの一員として全国都道府県対抗女子駅伝に出場。3区を走り、区間2位の9分21秒という記録を叩き出し、8人抜きで44位から36位に順位を上げた。

 だが、それ以上の衝撃だったのがドルーリー朱瑛里(鶴山中、現津山高1年)。同じ3区で大会新記録となる9分2秒をマークし、38位から21位まで順位を上げる17人抜きで全国にインパクトを与えた。

 「(駅伝で)自分も、もっと練習をしないと、と思った。(ドルーリーに対して)中学のときは足下にもおよばなかったけど、高校になって練習を積むにつれて、少し近づけたのかなと思います」

 中学卒業後、東大阪大敬愛高に進学。サッカーをしている兄と弟、そして母と大阪府吹田市で暮らし、父は串本で働いている。今大会の目標は「初めてのインターハイを楽しむことと、勝つ気持ちを持って臨んでいる」。その先には、大舞台も見据える。

 「(目標は)五輪に出場することと、いろんな種目に挑戦して、自分に合った種目を見つけていきたい」

 東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(ニューバランス)に憧れ、今後は1500メートルへの挑戦も示唆した1年生。まずは、あす5日の800メートル決勝で全力を出し切る。

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