馬場咲希「“お花”のところに入っちゃう」難コースの罠に警戒 全英女子OP10日開幕

2023年08月10日 04:30

ゴルフ

馬場咲希「“お花”のところに入っちゃう」難コースの罠に警戒 全英女子OP10日開幕
練習ラウンドで笑顔を見せる西郷真央(左)と馬場咲希(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンは10日から4日間、英国ウォルトンヒースGCで開催される。アマチュアの馬場咲希(18=代々木高3年)はコースに点在する「花畑」の罠(わな)にも屈せず、22年全米女子アマ選手権優勝からちょうど1年で迎えるメジャーへ意気込んだ。日本勢は悲願のメジャー初制覇を目指す畑岡奈紗(24)ら過去最多16選手が出場する。
 一躍、シンデレラとなったあの夏から1年がたった。馬場が今季4戦目のメジャーに挑む。ロンドンから南へ25キロ、伝統的なリンクスとは違う林間コースが今年の舞台だ。プロアマ戦で調整後、馬場は「凄い難しいコース、なんか面白い感じの…。フラットで広くて、でも外すと“お花”のところに入っちゃう」と話した。

 そう、フェアウエーを外せば、危険な罠(わな)として紫色の花畑が点在する。夏の英国に咲くヒースの一種で馬場も洗礼を受けた。「ズボッて入っちゃってやばかったです。クラブが抜けない、根と言うか幹が硬くて。でも(試合では)咲希は打つかも」と笑った。入り方によってはアンプレアブル覚悟の危険地帯も馬場の闘争心を駆り立てた。

 「全英」と言えばやはり、19年大会を制した渋野のイメージが強いという。当時14歳の馬場は未明までテレビにくぎ付け。「全部ライブで見てました。めっちゃ格好良かった、最後のパットも」と話す。2週前のエビアン選手権後、英国入りした。当初はお城巡りも計画していたが「それを忘れるくらい練習に熱を入れてました」と気合が入っている。

 今季はショットの調子が上がらず、出場したメジャー3戦は予選落ち。今コースは各選手がロングヒッターに有利と話し、馬場の飛距離が生きそう。「今回こそって感じで来ました。調子はうーん…ですけど意気込みだけはあります!」。今週、米国では全米女子アマが開催される。馬場のゴルフ人生を変えた快挙から丸1年、再び飛躍の夏にする。

 ≪悲願メジャー初Vへ畑岡「米国っぽい」≫畑岡は悲願のメジャー初制覇をかけて挑む。コースの印象は「全英というより米国っぽい。あの紫の花は初めて。入ったら完全に打てないのでそこに入れないマネジメントをしないと。距離を稼げる選手が有利だと思う」と話し、ラフに点在する花畑を警戒した。今季は全米女子オープンで4位、エビアン選手権で3位と安定感が光り、悲願まであと一歩のところまできている。

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