日大アメフト部 “無言”の練習再開 10日付で活動停止解除

2023年08月12日 04:45

アメフト

日大アメフト部 “無言”の練習再開 10日付で活動停止解除
11日、練習する日大アメフト部員(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 日大アメリカンフットボール部が11日、東京都世田谷区のグラウンドで練習を再開した。同部は、覚醒剤取締法違反および大麻取締法違反の疑いで部員1人が逮捕され、大学から今月5日に無期限活動停止処分を科されたが、逮捕された部員を除いて10日に処分が解除された。部員は100人以上いるが、この日汗を流したのは約30人だけだった。
 また、部員の保護者ら約20人の姿もあった。一連の騒動を受け、心配して駆けつけた様子。部員たちは夕方から1時間半、パスやタックルなどで体を動かした。報道陣の取材には「今の段階で話せることはない。大学の広報を通してください」と口をそろえた。大学本部も対応することはなく“無言”の活動再開となった。

 10日夜に開かれた関東学生連盟臨時理事会で「当面の間の出場資格の停止」処分が科され、1部上位「TOP8」の開幕カードだった法大戦(9月2日)の中止が決まった。以降の試合については、出場が認められた場合でも「参考試合」の扱いとなる。1部下部との入れ替え戦の扱いは、別途理事会で議論して決まるが、甲子園ボウルの夢はついえた。目標がないままの練習開始となった。

 連盟はリーグ戦出場の条件として、逮捕者以外で違法薬物に関与した部関係者がいる疑いを払拭することなどを求めている。広田慶理事長はこの日、「改善できているかを事細かく見て、日大にも寄り添って対応していきたい」とコメントした。

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