勝みなみ 終盤ラッシュでリーダーボードを“大まくり” 首位と2打差好発進

2023年08月12日 02:30

ゴルフ

勝みなみ 終盤ラッシュでリーダーボードを“大まくり” 首位と2打差好発進
<全英女子オープン>第1ラウンドの18番、ラウンドを終え声援に応える勝みなみ(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアー  AIG全英女子オープン 第1日 ( 2023年8月10日    英国 ウォルトンヒースGC=6881ヤード、パー72 )】 勝みなみ(25=明治安田生命)が1イーグル、2バーディー、2ボギーの70をマークし、畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)、桜井心那(19=ニトリ)、穴井詩(35=GOLF5)とともに2アンダーで日本勢最上位となる首位と2打差の7位と好発進した。渋野日向子(24=サントリー)は3オーバーの103位と出遅れた。アリー・ユーイング(30=米国)が4アンダーで首位に立った。
 反撃のティーショットは300ヤードを軽く超えてきた。510ヤードの16番パー5。残り183ヤードの2打目は7Iで4メートルにつけてイーグル。勝は「耐えていれば良いこともあると思ってラウンドしてました。良かったです」と笑った。続く17番パー3では6メートルを沈めてバーディー。終盤のラッシュでリーダーボードを駆け上がった。

 首位と2打差の好発進。初日をアンダーパーで終えるのは今季出場したメジャーで初、7位発進も米ツアー本格参戦後では最高のスタートとなった。修正点があるとすれば、パットもショットも構えがやや右を向いてしまった点という。「あとは本当、完璧なんじゃないかというくらいフィーリングもいい」と表情は明るい。

 コースに点在する「お花畑」もクリアした。最終18番では第1打を曲げ、2打目は紫色の花が咲くヒースの中へ。「打った瞬間、手からクラブが離れるんじゃないかというくらい下が凄くて…うまく(グリーンに)乗ってくれてパーが取れました」。序盤からピンチをしのいできた。耐えていれば“良いこと”もあった。

 米ツアー本格参戦1年目は思うような結果は出ていない。それでも「耐える」「攻める」を柔軟に使い分けた初日を終え「つらいゴルフから一気に楽しいゴルフに変わった」と振り返った。飛ばし屋が有利と言われる今大会。勝は「上だけを見て、明日は前半からたくさんバーディーを取りたい」と目をギラつかせた。

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