渡辺雄太が1年ぶり代表戦　チーム最多17得点と異次元の存在感「計画通りにきている」

2023年08月12日 16:54

バスケット

渡辺雄太が1年ぶり代表戦　チーム最多17得点と異次元の存在感「計画通りにきている」 — 渡辺雄太 Photo By 代表撮影

【バスケットボール男子　練習試合（ 2023年8月12日東洋大）】 W杯（25日開幕、日本など3カ国共催）を控える男子日本代表（世界ランク36位）がアンゴラ（同41位）と10分の試合を4回実施する変速形式の練習試合を実施。1試合目20―14、2試合目19―21、3試合目22―20、4試合目15―13で3勝1敗と勝ち越した。

　NBA規定により7月下旬にチームに合流した渡辺雄太（28＝サンズ）が昨年7月のアジア杯以来、約1年ぶりに日本代表の対外試合に出場した。昨季NBA最終戦となった4月15日の76ers戦以来の約4カ月ぶりの実戦。1～3試合目に先発して約21分コートに立ち、チーム最多17得点を挙げ「チームに合流して初めての試合だったので、どこまでやれるか確認したかった。順調には仕上がっている。まだ100％にはほど遠いですが、計画通りにはきている」と手応えを口にした。

　1試合目の開始早々に左サイドから3点シュートを成功。3試合目の終盤には左手1本で豪快なダンクを披露した。ブロックショットやリバウンドなども含めて異次元の存在感を発揮。ホーバス監督は「彼がいるとうれしい。リバウンドもとれるし、オフェンスも上手にできる」と高く評価した。

　W杯1次リーグで日本は25日にドイツ（同11位）、27日にフィンランド（同24位）、29日にオーストラリア（同3位）と対戦する。アジア最上位になれば来夏のパリ五輪出場権を得られる重要な戦い。15日にアンゴラ、17日にフランス（同5位）、19日にスロベニア（同7位）と有明アリーナで国際強化試合を行い、本番会場の沖縄に乗り込む。