【ラグビーW杯】スクラムの要・具智元“やられたらやり返す”イングランド戦出場&リベンジに意欲

2023年09月13日 20:43

ラグビー

【ラグビーW杯】スクラムの要・具智元“やられたらやり返す”イングランド戦出場&リベンジに意欲
<日本代表練習>公開されている間は練習に参加しなかった具(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―イングランド ( 2023年9月17日    ニース )】 大会初戦でチリに快勝し、17日(日本時間18日)にイングランドとの第2戦を迎える日本代表は13日、ベースキャンプ地のトゥールーズで練習を行った。報道陣に公開された15分間では、FWはラインアウトモール、バックスはパス練習や攻撃形態の確認を行った。
 チリ戦の前半に背後からレートタックルを受け、ピッチに右膝を強打したプロップ具智元(神戸)は練習に加わらず。状態が心配されるが、練習後に行われた会見では「1日1日、良くなっている。自分的には出るつもり。あとはチームの判断になる」と意欲。スクラム担当の長谷川慎コーチも「智元もやる気があるし、代わりに誰かが出るとしても大丈夫。優秀なメディカルがいるので、信用してこっちは待っている」と話した。

 ただスクラムの要である具にとっては、イングランド戦は是が非でも出場した一戦だ。昨年11月の敵地での対戦では、13―52で完敗。敗因の一つが、ファーストスクラムから3本連続でペナルティーを取られたことだった。3番で先発した具が、対面のエリス・ゲンジに押される形でコラプシングを取られた屈辱は、今も脳裏に焼き付いている。

 「去年、イングランド戦で最初3本連続で(ペナルティーを)取られた。バインドの掛け合いから、ヒットから受けてペナルティーを取られた。今は修正できているし、やり返せる。イングランド戦を一番イメージして練習してきたので、自信はある」

 そう。やられたらやり返す、倍返しだ!と、誰よりもリベンジに燃えている。

 長谷川コーチも「スクラムの話をする時、2人の間でエリス・ゲンジっていう名前がいっぱい出てきた。智元は出たいと思っている。この日のためにやってきたと思う」と証言。日本の3番の矜持に懸けて、スクラムから金星への道筋をつくる。

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