徳勝龍が引退会見で涙「師匠の言葉が励みになって頑張れた」同学年の盟友たちへ「長くやってほしい」

2023年09月13日 15:34

相撲

徳勝龍が引退会見で涙「師匠の言葉が励みになって頑張れた」同学年の盟友たちへ「長くやってほしい」
<大相撲秋場所・4日目 徳勝龍引退見>会見で涙を見せる徳勝龍 ※現場代表クレジットなし Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内・徳勝龍(37=木瀬部屋)が13日、東京・両国国技館内で引退会見を行った。
 秋場所は東幕下37枚目で初日から休場。「幕下に番付を下げた時から引退の2文字はあった。そろそろかなと思っていた」。今年の初場所で幕下に転落。1場所で関取に復帰したが再び番付を落とし「もう一回上がるという気持ちにはなれなかった」と決断に至った。「全ての取組を一生懸命やったので悔いはないです」。現役生活14年半を終え「一つ肩の力が抜けたような気持ち」と素直な心境を口にした。

 20年初場所、当時33歳で幕内優勝を果たした。「師匠の“まだふけこむなよ、まだまだやれる”という言葉が励みになって頑張れました」。木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)への感謝の思いを述べると、自然と涙があふれた。

 今後は年寄「千田川」として後進の指導にあたる。会見に同席した師匠は「若い衆がみんな慕っている。コツコツ努力すれば花が咲くというのをやってきた男ですから」と、親方としての今後の活躍を期待した。徳勝龍は「教えてもらったことを惜しみなく伝えていきたい。目配り気配りを大事にしていきたい」と抱負を述べた。

 さらに、しのぎを削った昭和61年度生まれ「花のロクイチ組」の同学年ライバルたちについても言及。近大相撲部同期の宝富士(36=伊勢ケ浜部屋)に対しては「ずっと幕内で活躍していてすごい。40歳とは言わず50歳ぐらいまでやってほしい」と今後の活躍を期待した。この日、宝富士は同学年の妙義龍(36=境川部屋)と対戦する。「すごい強い世代。現役中は負けたくなかったけど、長くやってほしいと思います」。まだ幕内で活躍し続ける盟友たちへ、エールを送った。

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