朝志雄が幕下で3連勝 2年前の新十両昇進時より「落ち着いて取れている」右膝手術から復帰

2023年09月15日 15:05

相撲

朝志雄が幕下で3連勝 2年前の新十両昇進時より「落ち着いて取れている」右膝手術から復帰
<大相撲秋場所6日目>朝志雄(左)に突き落としで敗れる矢後(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所6日目 ( 2023年9月15日    東京・両国国技館 )】 元十両の幕下・朝志雄(29=高砂部屋)が元幕内の矢後(29=押尾川部屋)を破って3戦全勝とした。
 立ち合い胸から当たって左を差して先に攻めると、胸が合って土俵際まで攻め込まれたが右突き落としで逆転勝ち。「まわしを取らせないように、落ち着いて取れたかな」と冷静に振り返った。

 対戦相手の矢後は同学年で、学生時代に4度対戦しているライバル。幕内経験者ながら同じく膝のケガに苦しんでここ1年は関取の座から遠ざかっている。「何度もやっている相手なので」と互いに手の内を知り尽くしており、落ち着いて白星につなげた。

 朝志雄は一昨年の秋場所で新十両昇進を果たすも、1勝14敗に終わって1場所で陥落。昨年2月に右膝を手術し、春場所から4場所連続全休で序二段まで番付を下げた。昨年九州場所で復帰してから徐々に番付を戻していき、今場所は東幕下21枚目。十両格以上の行司が土俵に上がると一段と明るくなる館内に「明るいのは懐かしいなと思った」と久々の地位をかみしめた。

 3連勝で勝ち越し王手。膝の状態も良くなっており「前にケガして十両上がろうとしている時よりも落ち着いて取れている」という。関取復帰へ向け「気負いすぎず、余裕を持って挑めたら」と気を引き締めた。

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