22歳・鳥海颯汰 4アンダー暫定6位 勝手知ったる“地元”札幌GC輪厚Cでのジュニア大会4連覇

2023年09月15日 04:45

ゴルフ

22歳・鳥海颯汰 4アンダー暫定6位 勝手知ったる“地元”札幌GC輪厚Cでのジュニア大会4連覇
9番でティーショットを放つ鳥海                                                                                                                                                     Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ANAオープン第1日 ( 2023年9月14日    北海道 札幌GC輪厚C(7066ヤード、パー72) )】 レギュラーツアー初出場の鳥海颯汰(22=桂ゴルフ倶楽部)が5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの暫定6位で滑り出した。北海道音更町出身。会場の札幌GC輪厚Cで開催されたジュニア大会4連覇の記録を持つニューフェースが地元で躍動している。65をマークした時松隆光(30=ロピア)が7アンダーで暫定首位。大会は降雨によるコースコンディション不良のため、75人がホールアウトできずサスペンデッドとなった。
 雨でウエアがびしょびしょに濡れても、鳥海の表情は明るい。これがツアーデビュー戦。しかも、地元で68の好発進だ。「ワクワクしました。めっちゃ楽しかったです!」と声が弾むのも当然だった。

 インの第1組で出ると10番で30ヤードをチップインバーディー。持ち味の「アグレッシブなゴルフ」を展開した。今大会は出場資格を争うマンデー大会に過去「5回くらい」挑戦も突破できず。5月の北海道プロ選手権を制し、推薦出場の権利を得た念願の舞台なのだ。

 4歳の時、テレビで見た05年マスターズのタイガー・ウッズの伝説的なチップインバーディーが印象に残っている。祖父に「やりたい」と訴えてゴルフを始めた。小学生から中学生にかけて全道ジュニア輪厚大会を4連覇。その思い出の会場で躍動した。
 20年にプロ転向し現在のQTランクは251位。中島啓太や蝉川泰果らと同じ00年度生まれの22歳は「自分にも刺激になっている」という。ツアー初出場初優勝となれば日本人4人目の快挙となるが、鳥海は「目標は予選通過です」と謙虚に笑った。

 ◇鳥海 颯汰(とりうみ・そうた)2000年(平12)12月23日生まれ、北海道音更町出身の22歳。18年北海道ジュニア優勝。北海道音更高卒業後の20年にプロ宣言し、4度目の挑戦だった昨年のプロテストで合格した。スポーツ歴は極真空手。憧れのゴルファーはジャック・ニクラウス。1メートル71、83キロ。

おすすめテーマ

2023年09月15日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム