【ラグビーW杯】経験値重視のメンバー 先発総キャップは4年ぶりの400超え 18日未明イングランド戦

2023年09月16日 01:35

ラグビー

【ラグビーW杯】経験値重視のメンバー 先発総キャップは4年ぶりの400超え 18日未明イングランド戦
<日本代表練習>スタジアムでの練習を終えた日本代表(左から)ファカタヴァ、福井、ミラー、ライリー、コーネルセン、姫野、フィフィタ、下川、長田、福田、ラブスカフニ(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―イングランド ( 2023年9月17日    ニース )】 日本代表は15日、1次リーグ第2戦となるイングランド戦(ニース)の登録メンバー23人を発表し、No・8姫野和樹主将(トヨタ)らが先発に名を連ねた。初戦のチリ戦からの先発変更は4人。現状のベストメンバーで、世界ランキング6位のラグビー発祥国から初勝利を目指す。
 先発15人の総キャップ数は469。チーム全体の経験値を示すこの数字が400を超えるのは、19年大会の準々決勝・南アフリカ戦(499)以来、実に丸4年ぶりとなった。主な要因は4大会連続出場のリーチ・マイケル(BL東京、81キャップ)とフッカー堀江翔太(埼玉、73キャップ)がそろって先発するため。特に近年、“ラスボス”の異名を取る堀江は、初戦のチリ戦はリザーブだったため、数字が伸びる要因となった。

 ニースの試合会場でメンバー発表会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは、堀江の先発起用について「素晴らしい経験を持っている。イングランドはセットプレーが強い。そこで彼の経験を生かすことが、チームにも価値をもたらす」と説明した。チリ戦で先発した坂手淳史(埼玉)は、2回のジャッカルに成功するなど存在感を発揮。それでもセットプレーに強みを持ち、老かいな試合運び、心理戦でも一枚上手の相手に対し、来年1月には38歳になる堀江の経験値を買う決断を下した。

 大会登録メンバー33人中、W杯経験者は13人。このうち10人が先発し、残る3人もリザーブに配置された。フロントロー3人、バックロー3人は、いずれも19年大会でも主力として活躍。SH流大、CTB中村亮土、WTB松島幸太朗(いずれも東京SG)と経験豊富なバックス3人も、スターターとしてピッチに立つ。

 W杯初先発のCTB長田智希(埼玉)ら、フレッシュで勢いのあるキャップ1桁台の選手も4人が先発起用されるが、あくまで指揮官が重視したのは経験値。そのセレクションポリシーは吉と出るか凶と出るか。1次リーグ最大の山場は、2日後に戦いの火ぶたが切って落とされる。


 ▽日本代表登録メンバー
 <1> 稲垣 啓太(埼玉)
 <2> 堀江 翔太(埼玉)
 <3> 具 智元(神戸)
 <4> ジャック・コーネルセン(埼玉)
 <5> アマト・ファカタヴァ(BR東京)
 <6> リーチ・マイケル(BL東京)
 <7> ピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)
 <8>◎姫野 和樹(トヨタ)
 <9> 流 大(東京SG)
 <10> 松田 力也(埼玉)
 <11> ジョネ・ナイカブラ(BL東京)
 <12> 中村 亮土(東京SG)
 <13> 長田 智希(埼玉)
 <14> 松島 幸太朗(東京SG)
 <15> セミシ・マシレワ(花園)
 <16> 坂手 淳史(埼玉)
 <17> クレイグ・ミラー(埼玉)
 <18> ヴァル・アサエリ愛(埼玉)
 <19> ワーナー・ディアンズ(BL東京)
 <20> 下川 甲嗣(東京SG)
 <21> 斎藤 直人(東京SG)
 <22> ディラン・ライリー(埼玉)
 <23> レメキ・ロマノラヴァ(東葛)
 ※◎は主将

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