体操ニッポン金メダル 男子団体8年ぶり奪冠でパリに追い風 跳馬・南から逆転劇
2023年10月05日 02:30
体操
総力戦だった。大会直前に三輪が左肩のケガで、補欠の杉本と入れ替わった。この試合もあん馬で千葉の落下などがあり前半3種目終了時点で1位中国を2・466点差で追う展開。それでも主将の萱は「全く動じなかった」と語る。跳馬ではスペシャリストの南が大技「ロペス」で15・000点の高得点。跳馬、平行棒と全員が14点台後半以上という鮮やかな逆転劇だった。
今大会は個人総合五輪2連覇の内村航平さんもコーチとして同行。代表合宿初日には約50分「チームで勝つためには一人一人が強くても金メダルは獲れない。雰囲気が甘い」などと熱弁を振るった。合宿から緊張感を持たせる工夫として、通し練習前には必ず手を挙げ、常に見られる意識を持った。試技会では試合と同じ音楽を流し、本番を予行演習。さらに「着地が勝敗を分ける」と意識を共有し、1回宙返りの基礎から徹底。その反復練習が世界一を争う緊張感の中でものをいった。
前回の優勝は15年グラスゴー大会。翌年のリオ五輪での団体金メダルにつなげた。今大会は強敵中国は主力の一部を欠き、ロシアも不在。それでも橋本は「勝ち方が分かったのは大きい」と言う。日本は東京五輪の団体総合でわずか0・103点及ばず銀メダル。あれから2年。体操ニッポンが、来夏のパリ五輪金メダル最有力候補に名乗りを上げた。
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