【ラグビーW杯】「死のB組」突破はどこ?前回王者・南アフリカが敗退のケースも

2023年10月05日 23:58

ラグビー

【ラグビーW杯】「死のB組」突破はどこ?前回王者・南アフリカが敗退のケースも
南アフリカを撃破して喜ぶアイルランドの選手(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグB組   アイルランド―スコットランド ( 2023年10月7日    サンドニ )】 世界ランキング1位のアイルランドは5日、1次リーグ最終戦となるスコットランド戦の登録メンバーを発表し、13―8で競り勝った前回王者・南アフリカとの一戦から先発2人のみを変更。SOセクストン主将、CTBアキらが先発するベストメンバーで、4連勝での1位突破を目指す。
 一方、同5位のスコットランドは、主力を休ませながらも84―0で大勝したルーマニア戦から先発12人を変更。ルーマニア戦にも先発したフランカーのリッチー主将、SOラッセル、WTBバンダーマーバら、こちらもベストメンバーで2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指す。

 すでに1次リーグ4試合を3勝1敗、総勝ち点15で戦い終えた南アフリカを含む「死のB組」は、いまだ決勝トーナメントに進出する上位2チームが確定しておらず、全てはアイルランド―スコットランド戦の結果に懸かっている。3連勝のアイルランドが絶対的有利、スコットランドには勝利した南アフリカの進出も有力ながら、アイルランドや南アフリカが敗退するケースもある。

 アイルランドは引き分け以上で1位・アイルランド、2位・南アフリカの順位が確定するものの、スコットランドが勝った場合、別のシナリオが考えられる。アイルランドは4トライ以上、もしくは7点差以内の敗戦によるボーナスポイント(BP)も獲得できずに敗れた場合、敗退が決定。スコットランドにBPも獲得された場合は、得失点差によって敗退パターンが増える状況だ。

 南アフリカが敗退するケースは、スコットランドがBP付きかつ21点差以上で勝利し、アイルランドも4トライを奪って敗れる場合のみ。可能性としては非常に低いものの、カードの乱発で予想だにしない事態が起きるのが現在のラグビー。フランス国内に留まり、2大会連続4度目の世界一へ調整を続けている南アフリカの選手にとっても、手に汗握る試合になりそうだ。

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