【ラグビーW杯】イングランドは20年ぶり奪冠ならず 終始リードも土壇場で王者・南アの逆転許す

2023年10月22日 11:13

ラグビー

【ラグビーW杯】イングランドは20年ぶり奪冠ならず 終始リードも土壇場で王者・南アの逆転許す
南アフリカに逆転負けを喫したファレル主将(中央右)らイングランド代表(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会準決勝   イングランド15―16南アフリカ ( 2023年10月21日    サンドニ )】 1次リーグから唯一全勝で準決勝まで勝ち上がったイングランドだが、19年大会決勝でも敗れた南アフリカにリベンジならず。27日(日本時間28日未明)の3位決定戦では、1次リーグD組初戦で勝ったアルゼンチンと対戦する。 【試合結果(速報)
 イングランドは序盤からキッキングゲームを徹底。80分間で41本のキックを使い、落下点にプレッシャーを掛け続けた。ボールも有利な転がりを見せる場面が多く、前半は互いにノートライも12―6とリード。後半13分にはSOファレルのドロップゴールで9点差に広げ、勝利へ大きく近づいた。

 だがその後はスクラムで苦しみ、後半29分のトライとゴールで2点差に。残り2分で逆転を許すと、最後の望みを掛けた攻撃もプレッシャーを受けて落球し、万事休す。2大会連続の決勝進出を逃した。

 前回大会はエディー・ジョーンズ監督の下でFWコーチとして関わってきたボースウィック監督は「勝つためのプランを持ってきたが、ほんの少し足りなかった。だが選手たちは本当に誇りに思う」とコメント。全15得点を挙げたファレル主将は「勝てるだけのことは十分やったが、残念ながら相手が少し上だった」と認めた。

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