【リーグワン】東京SG新加入のNZ代表主将ケイン「刺激的で学びが多い」開幕初戦デビューへ準備万端

2023年12月06日 22:02

ラグビー

【リーグワン】東京SG新加入のNZ代表主将ケイン「刺激的で学びが多い」開幕初戦デビューへ準備万端
東京SGの全体練習で攻撃側のサポートをするサム・ケイン(右端) Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンの東京SGは6日、東京都府中市で開幕初戦となる10日の東京ベイ戦(東京・秩父宮ラグビー場)に向けた練習を報道陣に公開。今季新加入したニュージーランド代表主将でフランカーのサム・ケイン(31)も精力的な姿勢で参加。日本デビューへ準備を整えた。
 来日から2週間とまだ日の浅いケインは、練習冒頭ではフィットネスメニューに取り組んだ。その後は全体練習に加わると、アタック&ディフェンスにも加わり、攻守の動きなどを確認した。「調整は順調です。(来日から)10日ほどは忙しく過ごしていた。選手やスタッフの名前を覚えるのに必死だが、プレーの動きも覚えている最中。ラグビースタイルもいいし、凄く充実している」と穏やかな表情で語った。

 W杯に3大会連続で出場し、準優勝だった今秋のフランス大会では主将としてチームを引っ張ったケイン。常勝を求められるラグビー王国では、準優勝でも厳しいファンやメディアの声にさらされたが、初の海外リーグでのプレーや生活に「全てが新鮮で、全てが違うチャレンジ。新しい国に住み、新しい設備、新しい言葉に触れている。だからずっと刺激的で学びも多い」とすがすがしい表情を見せた。

 南アフリカとのW杯決勝では危険なタックルでレッドカードを受けたケインだが、一プレーヤーとしてはディフェンスが最大の強み。本人も「得意だし情熱を持っているので、そこでチームに貢献したい」と意欲。一方で東京SGはアタッキングラグビーが信条だけに「アタックではボールを持って、相手の脅威になりたい」。練習ではNo・8のポジションに入る場面もあり、「16歳までやっていたし、チーフスでもプレーした経験がある。ボールに絡むシーンが増えるので、楽しみにしている」と新たな挑戦に目を輝かせた。

 開幕初戦で対戦する東京ベイは、南アフリカ出身のフラン・ルディケ・ヘッドコーチが率い、キックとセットプレーを前面に押し出したスタイルで昨季初優勝。「映像を見て、チームメートからも話しを聞いている。手強いが、シーズン最初の相手としては相応しいと思う」とケイン。12月10日、秩父宮のピッチに立つ準備は万端だ。

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