五郎丸歩氏「何か変化を加えないといけない」 大ブームとなった“あのポーズ”を辞めた真相を語る

2023年12月15日 22:51

ラグビー

五郎丸歩氏「何か変化を加えないといけない」 大ブームとなった“あのポーズ”を辞めた真相を語る
元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏 Photo By スポニチ
 元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏(37)が15日にEテレで放送された「スイッチインタビュー」(金曜後9・30)に出演。大ブームになったルーティン「五郎丸ポーズ」と辞めた真相を明かした。
 「五郎丸ポーズ」が話題となった15年W杯後、16年シーズンからフランスのRCトゥーロンに移籍。そこで日本とは全く違う“チーム在り方”に衝撃を受けたという。「日本ではチームの中で“あなたこれやってください!”とか監督・コーチが中心となって指示を出していく。海外では“お前はどういうプレーをしたいんだ?”と聞かれて、結構衝撃を受けた。その時に意見を言えなかった自分が居て、凄く恥ずかしかった。自分がどういう風になりたいというビジョンがなくて、チームの力になりたいという甘い考えで(海外に)行ってしまった」と当時を振り返って反省した。

 そしてRCトゥーロンに移籍した時に、ルーティンだった「五郎丸ポーズ」も辞めたという。「僕のチームには世界的キッカーが5人ぐらいいて、全員物凄くシンプルに蹴っていた」と振り返り、「今、必要がない動作とかをどんどん削って、よりシンプルにしようと思った」と明かした。

 ルーティンをやっていた15年W杯のキック成功率は80%。しかしルーティンを辞めて、余計なものを削って大事なものだけを残してトレーニングを続けると成功率は83%に上昇した。

 これを聞いていたEXILEのAKIRAは「ラグビーファンでこの真相を知っている人ってあまりいないんじゃないんですか!?」と驚いた。

 五郎丸氏は「“ルーティンは色々言われたから辞めた”ぐらいにしか思ってないと思いますよ」と笑いつつ、「そのルーティンは人気のためにやっているわけではなく、成功率を上げたいという目標でやってました。だから達成出来なかったら何か変化を加えないといけない」と語った。

 AKIRAも「進化を求めて変化を恐れず自分を壊していくのは、素晴らしいですね」と敬意を表した。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年12月15日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム