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【高校ラグビー】花園逃した常翔学園 白木新監督の下、大勝発進。同期の日本代表FB山中もエール

2024年01月15日 11:47

ラグビー

【高校ラグビー】花園逃した常翔学園 白木新監督の下、大勝発進。同期の日本代表FB山中もエール
(左から)常翔学園ラグビー部GMの野上氏、白木監督、平池部長 Photo By スポニチ
 【第75回近畿高等学校ラグビーフットボール大会大阪府予選2回戦   常翔学園120―0布施工科 ( 2024年1月14日 )】 新生・常翔学園ラグビー部が好スタートを切った。新チームは14日、公式戦初戦となる「第75回近畿高等学校ラグビーフットボール大会大阪府予選」の2回戦で布施工科に120―0で圧勝した。
 冬の全国高校ラグビー大会で歴代3位の通算100勝を誇る常翔学園の新監督にOBの白木繁之氏(35)が昨年11月に就任した。攻守で圧倒した初戦について、新指揮官は「一発目の公式戦としてはまずまずですが、まだミスも多く、満足はできません」と振り返った。2022年9月に同校初の女性監督として部を率いた前任の平池三記氏(54)が部長として、同部の監督を長く務めた野上友一氏(65)がゼネラルマネジャーとして新監督をサポートしている。

 白木監督は大工大高(現常翔学園)、大体大の出身。現役時はおもにCTBで活躍した。大阪市の中学校教員を経て16年4月に常翔学園に赴任。これまでコーチとして部を支えてきた。冬の花園大会で全国優勝5度を誇る名門。白木氏は「(監督は)重責ですが、荒川(博司)先生や野上先生が積み上げてきて下さった歴史があります。“明るく、素直に、ひたむきに”をモットーに、チーム作りをしていきます」と言葉に力を込めた。

 ラグビーを始めたのは大阪市立真住中の1年生の時。当時、そこで知り合ったのが今も現役を続ける山中亮平だ。リーグワン神戸のFBで、昨年のW杯フランス大会に出場した仲間の存在も大きな刺激材料になっている。監督就任が決まった際には山中から電話で激励を受けたという。「どこで聞きつけたのか、“頑張れよ”と連絡がありました。ありがたいですね」と感謝した。

 21日の準決勝で大産大付と激突する。昨年は冬の花園大会出場こそ逃したが、新チームに期待は膨らむ。「サイズは昨年のチームと比べて小さいですが、素直な子が多く、毎日、一生懸命頑張っています。楽しみなチームです。こつこつ積み上げていけば、十分に戦えます」。新監督の挑戦が幕を開けた。

 ◇白木 繁之(しらき・しげゆき)1988年(昭63)11月6日生まれ、大阪市出身の35歳。大工大高(現常翔学園)、大体大を経て2011年から大阪市立菫中で教員生活を始める。16年4月から常翔学園に赴任。保健体育科教諭。現役時代はおもにCTB。

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