熱海富士 待望の今年初白星「ようやく初日が出ましたね…長かった」連敗脱出にホッとした表情

2024年01月19日 06:48

相撲

熱海富士 待望の今年初白星「ようやく初日が出ましたね…長かった」連敗脱出にホッとした表情
押し出しで翔猿(右)を破る熱海富士(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所5日目 ( 2024年1月18日    東京・両国国技館 )】 西前頭筆頭の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が翔猿(31=追手風部屋)を破って今場所の初白星を挙げた。
 立ち合い少し相手を見ながら立って左上手を取って組み止めると、翔猿に右手首をつかまれて右差しが封じられる体勢に。それでも「落ち着いて攻めれた」と、やや深めの上手を引き付けて強引に前に出ていき、最後は上手を放して体をぶつけて押し出した。

 初日から3連敗以上した経験はこれまでなく、初めて味わう苦しみだった。この日、勝って支度部屋に戻るとホッとした表情で「ようやく初日が出ましたね…長かったです」と一言。「初日から4連敗とか初めてなので」と言葉に実感がこもった。

 番付が近い兄弟子の翠富士(27)も同じく初日から3連敗していたが、4日目に大関・霧島を破る殊勲で初白星。「かっこよかったです」と刺激を受け「自分だけ置いて行かれたので悔しいな」と発奮材料にもなった。

 大関3連戦となった初日からの3日間は、いずれも結びの2番前に登場。仕切りの最中に横綱・照ノ富士(32)が花道から入場してくる姿は「新鮮で、それだけで元気がもらえた」という。初めての上位総当たり場所。「自分は全然顔じゃない」と改めて大関陣との力の違いを痛感しながらも「明日頑張ります」と前を向いた。

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