大栄翔“左四つ最強”?相手十分の体勢から若元春を突き落とし「たまたま勝ったようなもの」

2024年01月19日 06:45

相撲

大栄翔“左四つ最強”?相手十分の体勢から若元春を突き落とし「たまたま勝ったようなもの」
突き落としで若元春(右)を破る大栄翔(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所5日目 ( 2024年1月18日    東京・両国国技館 )】

 関脇・大栄翔(30=追手風部屋)が東前頭筆頭の若元春(30=荒汐部屋)を下して4勝目を挙げた。

 鋭い立ち合いからの突っ張りで先手を取ったが、タイミングよく右からいなされると体勢を崩されて左四つに。突き押し得意の大栄翔が相手十分の左四つに組み合う絶体絶命の状況となったが、まわしは与えず機を見て右から強烈な突き落としで転がした。

 本来の突き押しではない内容に「ああいう形になってはいけないですね。そうならないように自分の相撲を取っていかないといけない。たまたま勝ったようなもの」と反省しきり。それでも「必ずしも突いていけるわけではないので、そういう稽古もやっている。焦りはなかったのでいつも通りの動きができた」と、不利な体勢から白星につなげる稽古の成果が生きた。

 現在は突き押しに徹する大栄翔だが、高校時代の得意の型は左四つ。その経験が生きており、組み止められても力を発揮することがある。対する若元春は左四つが“代名詞”となっており、今場所2日目には得意の形から横綱・照ノ富士を破って初金星を挙げている。大栄翔は“左四つ最強力士”を破り、突き押しだけではない対応力の高さも見せた。

おすすめテーマ

2024年01月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム