【バドミントン】山口茜「フランス・オープンまでに100%に」地元熊本で練習公開

2024年02月14日 16:09

バドミントン

【バドミントン】山口茜「フランス・オープンまでに100%に」地元熊本で練習公開
練習を公開した山口茜(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 バドミントンの女子シングルスで世界ランク4位の山口茜(26=再春館製薬所)が14日、熊本県益城町の再春館製薬所体育館サクラアリーナで練習を公開した。
 約3時間、フルメニューを消化した山口は「ケガに関しては痛みもなく、練習も通常通り積めている」と充実感をにじませた。昨秋、アジア大会(中国)で右脚を痛めて急きょ帰国。右長腓(ひ)骨腱損傷と診断され離脱。1カ月弱は松葉杖での生活を強いられた。

 今年1月のマレーシア・オープンで3カ月半ぶりに実戦復帰。準々決勝まで勝ち進んだが「怖さがあってスムーズに動けなかった。(患部を)かばって体のバランスも崩れて変な筋肉痛になった」と違和感を抱えていた。

 翌週のインド・オープンは2回戦敗退。「怖さがなくなりスムーズに動けるようになった」と感触は良くなったものの、まだ練習が必要と判断し、3戦目のインドネシア・マスターズは棄権した。

 現在の状態について「8割から9割」と説明した。来週はS/Jリーグのトップ4トーナメント(東京)が控え、3月にはフランス・オープン(5日開幕、パリ)、全英オープン(12日開幕、バーミンガム)に出場を予定しており「フランス・オープンまでには、動きに思考を持って行かれないで、100%、バドミントンの勝負として戦えるようにしたい。今のところは行けそうかなとは思う」と見通しを示した。

 自身3度目となるパリ五輪の開幕まで半年を切ったが「今までの2大会も五輪に向けてと強く意識したわけではない。そこはあまり変わらない」と特別な意識はない。フランス・オープンは新設されるパリ五輪バドミントン会場で開催されるが「五輪会場というより、いつもと違う会場なので新しい雰囲気を楽しみたい」と話した。

 2024年の目標を聞かれると「楽しく過ごせたらいい。バドミントンも、何事も楽しんでやる意識が強い環境でやってきた。そういう気持ちはこれからも大切にしたい」と山口らしい考えを口にした。

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