北青鵬 睾丸に平手打ち、体に“火炎放射”、手指に瞬間接着剤…弟弟子2人に1年半にわたり日常的に

2024年02月24日 04:43

相撲

北青鵬 睾丸に平手打ち、体に“火炎放射”、手指に瞬間接着剤…弟弟子2人に1年半にわたり日常的に
部屋を後にする北青鵬(右)を見送る宮城野親方(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 北青鵬が弟弟子2人に行った暴行の具体的な内容が、理事会で明かされた。顔面や睾丸(こうがん)への平手打ち、手指への瞬間接着剤の塗布、バーナー状にした炎を体へ近づけるといった蛮行。週に2、3回という頻度で22年7月ごろから約1年半、日常的に繰り返していたという。弟弟子が痛がる反応を見て面白がっていたという卑劣極まりない動機も厳罰の要因となった。
 この日、師匠とともに部屋の前で謝罪。「深く反省しています。皆さまの期待を裏切って本当に申し訳ございません」と頭を下げた。しかしコンプライアンス委員会の調査結果によると、それまでに反省の態度は見られなかったという。

 北青鵬は、処分決定前に引退届を日本相撲協会に提出。受理されて「自主引退」の形となったが「懲戒処分とした場合は引退勧告相当の事案」と理事会において確認された。入門からわずか4年の22歳。2メートル4の長身で曙の再来とも言われた大器が角界に導いてくれた恩人でもある師匠に降格等の処分も負わせ、恩を仇(あだ)で返す最悪の幕引きとなった。

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