伊勢ケ浜親方「横綱としてのスキルを力士たちに伝えて」宮城野親方の指導力に期待 合併後初稽古

2024年04月08日 15:22

相撲

伊勢ケ浜親方「横綱としてのスキルを力士たちに伝えて」宮城野親方の指導力に期待 合併後初稽古
宮城野部屋との合併後初稽古を見守り、報道陣の取材に応じた伊勢ケ浜親方 Photo By スポニチ
 大相撲の伊勢ケ浜部屋で8日、旧宮城野部屋の力士たちが合流してから初めての稽古が行われた。宮城野部屋は元幕内・北青鵬による暴力事件の影響で部屋閉鎖の厳しい処分を受け、力士や親方らは全員伊勢ケ浜部屋へ転籍。7日に引っ越しが完了し、この日から転籍先での稽古に参加した。
 もともと22人の力士が所属していた伊勢ケ浜部屋に、宮城野部屋から19人の力士が加わって所属力士は計41人に。この日は横綱・照ノ富士(32)を始めとする関取衆も春巡業から一時帰京しており大人数での“稽古始め”となった。

 稽古の様子は非公開だったが、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「みんな気合入れて稽古してますよ」と活気のある内容だったことを明かした。開始時間は、通常より30分早い朝8時。申し合いでは50番以上取った力士も多く、熱のこもった稽古は12時半過ぎまで続いた。「力士が増えることによって稽古の質は上がる。相乗効果でお互いに強くなってくれればいいですね」。6人もの関取を抱える“一大勢力”のさらなる発展を期待した。

 この日は宮城野親方と間垣親方(元幕内・石浦)も白まわしを締めて稽古場に降り、力士たちの指導に当たったという。伊勢ケ浜親方は「協会のルールや部屋のルールをしっかり守ってやっていくしかない」とくぎを刺した上で「45回も優勝しているし横綱としてのスキルもあるわけだから、それをしっかり力士たちに伝えてほしい」と指導力にも期待を寄せた。

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