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【二所ノ関親方 真眼】全勝の御嶽海は見違えるような粘り腰 波乱夏場所で3度の優勝経験は大きな武器

2024年05月16日 04:30

相撲

【二所ノ関親方 真眼】全勝の御嶽海は見違えるような粘り腰 波乱夏場所で3度の優勝経験は大きな武器
阿武咲(手前)を攻める御嶽海(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所4日目 ( 2024年5月15日    東京・両国国技館 )】 【二所ノ関親方 真眼】さすが実力者の御嶽海。この位置なら4連勝は当たり前とはいえ、内容も伴っています。阿武咲の攻めも悪くありませんでした。右おっつけから攻め立て土俵際まで追い詰めましたが、御嶽海のおっつけや、対処するときの手の位置がいつになくいいところにありました。相手が出ていかざるを得ない体勢をつくって右差しから徐々に立て直して逆転勝ち。見事なまでの防衛網です。
 大関陥落後の御嶽海はさえない相撲が目立ち、守勢に回ると土俵際も粘りに欠くことが散見されました。ところが、今場所の4日間は見違えるような粘り腰。加えて相手の良さを消す本来の持ち味が存分に発揮されています。

 初日から波乱続きで混戦に拍車がかかっています。3度の優勝経験はこういう時には大きな武器となるでしょう。元大関には失礼かもしれませんが「ダークホース」として怖い存在になりそうです。 (元横綱・稀勢の里)

《終始劣勢も逆転の投げ》
 御嶽海が阿武咲を破って全勝を守った。終始劣勢の展開だったが、浅い右下手一本で逆転の投げ。新大関だった22年春場所以来となる初日からの4連勝に「集中できていた」と胸を張った。1横綱1大関が休場、さらに前頭3枚目以上に全勝力士がいないという波乱の中で存在感を示す元大関。「上位が元気ないから頑張ります」と主役の座に躍り出るべく意気込んだ。

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