×

宇良 初日から自己最長5連勝 必殺「肩透かし」 師匠・木瀬親方「乗っていける」

2024年05月16日 04:30

相撲

宇良 初日から自己最長5連勝 必殺「肩透かし」 師匠・木瀬親方「乗っていける」
肩透かしで錦木を破る宇良(右)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所5日目 ( 2024年5月16日    東京・両国国技館 )】 平幕・宇良が錦木を肩透かしで破り、前日自己新とした初日からの連勝を5へ伸ばした。5戦全勝は御嶽海、宝富士とともに平幕の3人で、6日目に御嶽海と全勝対決をする。三役以上では大関・琴桜と小結・大の里が1敗で追い、両者は6日目に激突する。
 攻め込んだ成果だろう。宇良は錦木をもろ差しから寄り立て、必殺技の肩透かし。土俵を目いっぱいに使う相撲を表現した。

 「よく分からないです」。一転、自らの取組について語らない姿もいつも通り。過去3度あった初日からの3連勝を更新した前日に続き、勝ちっ放しを5へ伸ばした。好調の要因について問われても「普段通りです」。らしさ全開で荒れ模様の夏場所を引っ張る。

 言葉数は少なくても、思いが行動に表れる力士でもある。「巡業ではよく稽古をすると言ってもらえる。うれしいね」と師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)は同じ出羽海一門の先輩、巡業部長の境川親方(元小結・両国)から称賛されたことを明かした。春巡業では十両から申し合いに参加。連日20番近い番数をこなした。連勝連敗が多い「ツラ相撲」の傾向が強いと指摘し、「はまれば乗っていける」。きょう6日目、御嶽海との全勝対決を制すれば、17年春場所での新入幕以来、未経験の単独首位も見えてくる。

おすすめテーマ

2024年05月16日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム