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1メートル60“最小兵力士”琴元村が28センチ差の相手に足取り決めた!「うまく決まってよかった」

2024年05月16日 10:33

相撲

1メートル60“最小兵力士”琴元村が28センチ差の相手に足取り決めた!「うまく決まってよかった」
<夏場所5日目>前相撲で結山(左)を足取りで破る琴元村 Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所5日目 ( 2024年5月16日    東京・両国国技館 )】 今場所の新弟子検査に合格した10人のうち、付け出し2人と外国出身者1人を除く計7人による前相撲の3日目が行われた。
 体格基準の撤廃により12年ぶりに復活した二次検査(運動能力テスト)で合格した身長1メートル60、体重68キロの“最小兵力士”琴元村(15=佐渡ケ嶽部屋)が結山(むすびやま、18=放駒部屋)を足取りで破った。立ち合い左へ動きながら潜って相手の右足を取り、抱え上げて一気に土俵の外へ。自身より28センチ身長の高い相手に対し、技とスピードで翻弄した。

 前日は身長1メートル73で同じく小兵の山田(19=二所ノ関部屋)を送り出して初白星。この日は大きな相手に小学生時代からの得意技を決め「今日の方がうれしい。うまく決まってよかった」と笑顔を見せた。

 日大出身で東日本学生体重別135キロ以上級3位の実績を持つ宮崎(22=境川部屋)と、日大柔道部出身で1メートル90、133キロの体格を誇る五十嵐(19=境川部屋)の2人はともに3連勝で出世一番乗り。残りの5人はあす6日目も前相撲を取ることになる。


 ◇琴元村 康誠(こともとむら・こうせい)本名=元村康誠。2008年(平20)8月14日生まれ、佐賀県武雄市出身の15歳。地元の北方相撲クラブで小2から相撲を始める。小4時に「琴奨菊チーム」として出場した白鵬杯で技能賞。大きな相手を破った取組の動画がSNSで拡散され、テレビでも取り上げられるなど大きな話題を呼んだ。武雄市立北方中3年時に全中団体戦8強。佐渡ケ嶽部屋に入門し、新弟子二次検査(運動能力テスト)で合格。1メートル60、68キロ。

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