ショータイムだ！序二段・伊藤改め翔大夢が初白星　声援を力に「負けられない気持ちになる」

2024年05月16日 12:44

相撲

ショータイムだ！序二段・伊藤改め翔大夢が初白星　声援を力に「負けられない気持ちになる」 — 翔大夢 Photo By スポニチ

【大相撲夏場所5日目（ 2024年5月16日東京・両国国技館）】西序二段26枚目の伊藤改め翔大夢（しょうたいむ、21＝錣山部屋）が浪速武蔵（なにわむさし、20＝武蔵川部屋）を下して今場所の初白星を挙げた。

　自身より70キロ以上軽い体重92キロの小兵を左四つに組み止めて正面に置いて寄り切り。2連敗スタートからようやく初白星を挙げ「やっと出たという感じですね」と少し安どの様子を見せながらも「ここでぬか喜びしても…まずは勝ち越し目指していきます。ここから流れを変えていきたいです」と気を引き締めた。

　今場所、本名の「伊藤」から改名。昨年12月に亡くなった先代師匠（元関脇・寺尾）が考案したしこ名で、白鵬翔の「翔」と大鵬の「大」、そして「夢を追う」という意味が込められた。その読みから「Show　Time（ショータイム）」を連想させる新たな珍名力士として話題になり「今日も声援をいただいて、けっこう声を掛けられることもある」という。「そういうのがあると負けられないなって気持ちになります」。声援を力に、改名初白星の“ショータイム”となった。

　◇翔大夢　瑛靖（しょうたいむ・あきやす）本名＝伊藤寧（いとう・やすき）。2003年（平15）1月31日生まれ、埼玉県草加市出身の21歳。草加相撲練修会で小1から相撲を始め、千葉・柏二中3年時に全国都道府県中学生大会個人戦3位、全中団体戦優勝。青森・三本木農業高（現・三本木農業恵拓）2年時に全国高校選抜十和田大会団体戦8強。錣山部屋に入門し、21年名古屋場所で初土俵。1メートル76、164キロ。兄は幕下・峰刃。