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大里桃子 復活3年ぶりV 先週の新垣に続きまた黄金世代 シード喪失もフェードに変更奏功

2024年06月10日 04:45

ゴルフ

大里桃子 復活3年ぶりV 先週の新垣に続きまた黄金世代 シード喪失もフェードに変更奏功
優勝トロフィーとともに記念撮影に臨む大里桃子(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース最終日 ( 2024年6月9日    兵庫県 六甲国際GC=6526ヤード、パー72 )】 1打差2位から出た大里桃子(25=伊藤園)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算12アンダーで逆転優勝を飾った。21年5月のほけんの窓口レディース以来3年ぶりのツアー通算3勝目。昨季の不振とシード喪失を乗り越えて完全復活を果たした。今大会上位2選手と今大会終了時点でのメルセデスランク上位3選手に8月のAIG全英女子オープンの出場資格が与えられた。
 ウイニングパットを沈めると、うれし涙とともに満開の笑顔が広がった。大里は15、16番の連続バーディーで混戦を抜け出すと、18番では1・5メートルを沈めてバーディー締め。「本当に夢みたい。去年の不調がうそのようなゴルフができてうれしい」と3年ぶりの歓喜の瞬間をかみしめた。

 昨季は35試合で1桁順位は1度だけで、23試合で予選落ち。ショットの不調に苦しみ、メルセデスランク86位でシードを失い「“ゴルフやめよっかな”ってつぶやいてたこともあった」。転機はオフのスイング改造。持ち球をドローからフェードに変えたことで「不安がなくなった」と手応えをつかんでいた。

 前週の新垣比菜に続き、今週も黄金世代が優勝。今季は臼井麗香、天本ハルカら初優勝者も誕生するなど、再び98年度生まれが勢いを増している。前週の全米女子オープンでは同世代で仲の良い渋野日向子が2位。「自分も頑張ろう」と自然とスイッチが入った。

 今大会の優勝でAIG全英女子オープンの出場権を獲得。「これを機に(渋野に)連絡して…練習ラウンドをしてもらいたい。まずはパスポートを準備しないと」。長いトンネルから抜け出した大里が、26歳になる夏に初のメジャーに挑む。

 ◆全英切符 今大会の上位2選手にはAIG全英女子オープンの出場権が与えられた。昨季メルセデスランク1位の山下は出場資格を得ていたため、優勝者の大里と3位の吉本が初メジャー切符を獲得。今大会終了時点でメルセデスランク上位3選手の竹田、小祝、岩井千も切符を手にした。

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