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畑岡奈紗 第2R前に失格 前日ボール捜索で時間オーバー 五輪代表争いに痛手

2024年06月10日 04:00

ゴルフ

畑岡奈紗 第2R前に失格 前日ボール捜索で時間オーバー 五輪代表争いに痛手
7日、第1ラウンドの9番でボールを捜す畑岡奈紗(中央)。第2ラウンド開始前に失格処分(共同) Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー ショップライト・クラシック第2日 ( 2024年6月8日    ニュージャージー州シービュー・ベイコース=6190ヤード、パー71 )】 4位につけていた畑岡奈紗(25=アビームコンサルティング)は第1ラウンドで「誤所からのプレー」があったと判定され、第2ラウンド前に失格となった。前週に全米女子オープンで優勝した笹生優花(22=フリー)は通算イーブンパーで予選落ち。ジェニー・シン(31=韓国)が通算10アンダーで首位に立った。
 第2ラウンドに向けて準備をしていた畑岡にはあまりにショックの通告だった。初日の最終9番で2打目をブッシュに打ち込んだ際にボールを見つけるまで制限の3分を超えたというもの。米女子プロゴルフ協会は「ラウンド後にLPGAに提出されたビデオ映像を検証した結果、3分を超えていることが判明」したと説明した。

 ロストボールで2打目を打った位置に戻ってプレーしなければならなかったが、アンプレアブルを選択して競技を続けたために、誤所からのプレーで過少申告となった。スコア提出前に誤りを訂正せず、失格が決定した。

 畑岡はボールを見つけた際に、立ち会っていた競技委員にアンプレアブルの処置について聞いていただけに計測時間をオーバーしているとは思わなかったもよう。「ルールはルールなのでしょうがない」と悔しさを押し殺したが、現在2番手のパリ五輪争いでポイントを稼ぐチャンスだっただけに痛い。首位に立ったジェニー・シンはSNSで「競技委員がいて、同組の選手もキャディーも何も言わなかった。彼女は五輪争いでも大きな代償を払う」と同情した。

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