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田中希実は敵なし5連覇 5000mに続き1500mも圧倒「自分の限界を知りたいという走りができた」

2024年06月29日 04:30

陸上

田中希実は敵なし5連覇 5000mに続き1500mも圧倒「自分の限界を知りたいという走りができた」
<陸上日本選手権第2日>女子1500メートで5連覇を達成して笑顔の田中希実(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【陸上日本選手権兼パリ五輪代表選考会第2日 ( 2024年6月28日    新潟市・デンカビッグスワンスタジアム )】 女子1500メートルで、東京五輪8位の田中希実(24=ニューバランス)が4分1秒44で参加標準記録を突破した上で5連覇し、5000メートルに続き2種目目の五輪切符を獲得した。
 圧倒的な強さを見せつけ、5000メートルに続くパリ切符を手にした。スタートからペースメーカーに食らいつき、後続との差を広げる。最後まで力強い走りで、大会新記録でフィニッシュ。パリ五輪の参加標準記録4分2秒50を突破し、史上2人目となるこの種目の5連覇を達成した。

 「今までの日本選手権で一番いい状態で臨めた。終盤は思ったより余裕を持てなかったけど、ラストで粘りきったからこそタイムが出た」。

 直前までケニアで走り込んだ練習も実り、東京五輪に続いて2種目で大舞台に立つ。「今日は目標を決めるより、自分の限界を知りたいという走りができた。そういった走りをパリでもしたい」と五輪本番を見据えた。

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