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舟久保遥香 悔し涙の銅メダル「情けなくて…応援してくれた人たちに申し訳ないなと」団体で金メダル誓う

2024年07月30日 01:45

柔道

舟久保遥香 悔し涙の銅メダル「情けなくて…応援してくれた人たちに申し訳ないなと」団体で金メダル誓う
女子57キロ級、銅メダルを獲得した舟久保遥香(右から2人目)金メダルは出口(左から2人目)、銀メダルはホ・ミミ(左端)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 女子57キロ級の舟久保遥香(25、三井住友海上)が29日、3位決定戦でリオ五輪金メダルのラファエラ・シウバ(32=ブラジル)を下し、銅メダルを獲得した。25歳でつかんだ初五輪。準々決勝での悔しさをバネにつかんだメダルは、日本柔道通算100個目のメモリアルとなった。
 途中で右膝を痛めたしぐさを見せたが気迫の柔道を見せ続け、開始9分過ぎに相手の投げが「ヘッドダイビング」の判定。シウバの反則負けで銅メダルを確定させた。

 銅メダル確定後、畳を降りてコーチと握手を交わすと、涙が頬をつたった。笑顔はなく、顔をゆがめたまま会場を後にした。

 「悔しかったですし、自分が情けなくて。応援してくれた人たちに申し訳ないなと思いました」

 準々決勝、地元フランスのサラレオニー・シシケに開始9秒一本負け。しばらく立ち上がれなかった。「徹底して準備してきたにも関わらず、何もできずに終わったこと、本当に悔いが残ります」。戦いを振り返りつつ、「本当に分からないです。のまれた気もしないですし、浮き足立った感じもなかったので、まだ整理できてないですけど。ちょっと分からないです」と戸惑いを隠せなかった。

 ただ、4日後には団体戦が控える。「フランスと戦って、1点もぎとって、優勝に貢献できるように」。銅メダルの悔しさを胸に、悲願の金メダルを目指す。

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