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決勝逃し涙のシダマツ 志田「ネットが味方してくれないなと」 銅メダルへ松山「明日こそ笑顔で終わる」

2024年08月02日 18:57

バドミントン

決勝逃し涙のシダマツ 志田「ネットが味方してくれないなと」 銅メダルへ松山「明日こそ笑顔で終わる」
<バドミントン・女子ダブルス準決勝>第2ゲーム、マッチポイントを奪われストーレト負けし肩を落とす松山(左)と志田(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第8日 バドミントン 女子ダブルス準決勝 ( 2024年8月2日    ポルトドラシャペル・アリーナ )】 女子ダブルスで世界ランキング4位の志田千陽(27=再春館製薬所)松山奈未(26=同)組は2日、準決勝で同3位の劉聖書、譚寧組(中国)に0―2で敗れ、決勝進出を逃した。3日の3位決定戦ではパーリー・タン、ムラリタラン・ティナア組(マレーシア)と対戦し、12年ロンドン大会銀の藤井瑞希、垣岩令佳組、16年リオデジャネイロ大会金の松友美佐紀、高橋礼華組に続く同種目でのメダルを目指す。
 「シダマツ」ペアは第1ゲームは競り合いながらも常に追いかける展開となり、16―16から5連続失点して16―21で落とした。第2ゲームも序盤にリードを許し、懸命に追い上げながらも19―21で落とした。

 試合後のシダマツとの主なやり取りは以下のとおり。

 志田 本当に悔しい。

 松山 勝てる場面までいけたところはあったんですけど、勝ちきれなくてすごく悔しいです。

 ――悪いイメージがある相手ではなかったかなと思うんですけど、うまくいかなかったのはどういうところでしたか

 志田 まず本当に相手のサービスが凄く良かったですし、サービスの2球目もすごく早かったですし、全体的に先に落とされて、いいスマッシュを打たれてという場面が圧かかったかなと思うんですけど、それも分かった中で自分たちも勝負しにいったんですけど、先に強いドライブにはじかれてしまったりとか、ディフェンスでもちょっと勝負しきれなかったりとか、そういうところが全体的に相手がしっかりしてたかなと思います。

 松山 本当に終始相手の球の質がすごく良くて、自分たちも何とか食らいついてはいったんですけど、最後まで相手が本当に気持ちも強かったのでそこにやられてしまったなという印象です。

 ――それぞれ悔やむところがあるとしたらどこか。

 志田 しょうがない場面もたくさんあったんですけど、サービス周りでは全体的に相手に圧倒されてしまったかなという部分で、もうちょっとやり方があったのかなとは思っています

 松山 自分もサービス周りにもうちょっと触れた展開があったところが多かったと思うんですけど、すごくミスを恐れて触りにいけなくて、レシーブでももっと前落として自分が作っていけるところがあったんじゃないかなというふうに思います。

 ――恐れたのは準決勝の重圧。

 松山 いや、はじかれることが多かったので、そこでミスるのが怖かった。

 ――最後は2人とも涙が。

 志田 今日が勝負だと思っていましたし、自分たちも絶対勝ちたいという気持ちで、全部の試合ですけど、ここが勝負だと思っていたところで勝ちきれなくて悔しかった。

 松山 今日が大事な試合で、これで金メダルが取れなくなったなという思いが込み上げてきて凄く悔しかったです。

 ――メダルありますけども次に向けてはどうですか。

 志田 本当に今は悔しいですけどで、もうしょうがないというか、これが結果なのでそこを受け入れて、明日これを引きずってしまうと本当に全然結果はついてこないと思うので、ここで自分たちの本当の強さというのが試されるかなと思うので、本当に今までいろんなことを乗り越えてきましたけど、それを全部ぶつけるつもりで明日2人でもう1回切り替えて頑張りたいと思います。

 松山 明日もう1回試合できるので、明日こそ2人で笑顔で終われるように精いっぱい頑張ります。

 ――第1ゲームの最後、走られてしまったところは松山さんのドロップが多分ネットになったところから始まってたと思うんですけど、どんな状況でプレーしてましたか。

 志田 本当に1点がなかなか取れないというところで上げるのにも圧がありますし、でも上げるしかないという展開をつくられた中で、自分もサーブの3球目とか相手のハーフに対して分かってはいたけどネットに刺してしまったりとか、ちょっとしたミス、2人で決め急いでしまったりとか、本当にちょっとしたミスだったんですけど、そういうところで相手は楽だったのかなと思うんですけど、気持ち的には絶対次取り返すという気持ちではやってたんですけど。

 ――あれが決まってる時が凄いリズムだったと思うんですけど、多分本当数センチの差でこっちに帰ってきたっていうのは何かご自身の中でありましたか。

 松山 今日はたぶんネットは味方してくれないなっていうふうに切り替えて、あの1点は結構大きかったですけど、すぐに切り替えてやることができました。

 ――明日マレーシアペアに関してはどういうふうに。

 志田 過去の成績自体は悪くないんですけど、本当にオリンピックって分からないなって、凄く他の試合を見ていて感じるので、そんな中で今、マレーシアペアは本当にいい状態だなっていうのはすごく思うので、相手より攻めれたらいいなって思いますけど、そしたら相手も引いてくれるのかなとか色々思うんですけど、本当に簡単じゃないと思うので、本当に気持ちと気持ちのぶつかり合い。そこで負けないように頑張りたいと思います。

 松山 マレーシアペアは本当に今回凄くいいプレーしてるので、そこに負けないくらい自分たちも練習は頑張ってきたので。気持ちだけは負けずに明日も頑張りたいと思います。

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