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早田ひな 準決勝で“ラスボス”孫穎莎に涙の完敗「さすがに限界」痛み止め飲んでの奮闘及ばず

2024年08月02日 21:11

卓球

早田ひな 準決勝で“ラスボス”孫穎莎に涙の完敗「さすがに限界」痛み止め飲んでの奮闘及ばず
準決勝で孫穎莎に敗れて涙を浮かべる早田ひな(ロイター)
 【パリ五輪第8日 卓球 ( 2024年8月2日    パリ南アリーナ )】 卓球女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク5位の早田ひな(日本生命)は、同1位の世界最強・孫穎莎(中国)に0―4で敗れて3日の3位決定戦に回った。
 過去の対戦成績は15戦全敗、世界ランク1位で“ラスボス”ともいえる最強の敵と夢舞台で対峙。「勝つために3年間、チームひなでやってきたので。殻を破れるように、壁を越えられるように頑張りたい」と意気込んでいた通りの熱いプレーで挑んだ。

 利き腕の左腕に不安があるのか、黒いテーピングを施して臨んだ大一番。第1ゲームは6―11、第2ゲームは8-11と序盤で厳しい状況に立たされた。ポイントごとに声を上げて自らを鼓舞したものの、そのまま攻略の糸口をつかめず、ストレート負けを喫した。目には涙が浮かんだ。「コンディションが100%じゃなかったので、どこまで勝負するかという感じだった。さすがに限界を感じた」と話した。

 石田コーチによると、前日(1日)のプレー中に左腕に痛みが出たという。この日は痛み止めを飲んでのプレーだった。同コーチによると「(卓球が)できるかどうかのところで。少しずつ、できそうな状態になってきた。時間がなかった。難しかった」と明かした。

 3位決定戦では、準々決勝で平野美宇(木下グループ)を死闘の末に下したシン・ユビン(韓国)と激突。同学年の戦友の無念を晴らすため、そして自分のために、運命のコートに立つ。

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