巨人・今村673日ぶり白星 “メントレ効果”で6回無失点

2018年06月07日 05:30

野球

巨人・今村673日ぶり白星 “メントレ効果”で6回無失点
巨人先発の今村(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―1楽天 ( 2018年6月6日    東京D )】 試合終了の瞬間、ベンチで声援を送っていた巨人・今村の頬が緩んだ。6回4安打無失点。16年8月2日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、実に673日ぶりに白星を手にした。
 「最高です。前回いつ勝ったのか分からない」

 最大のピンチは、2点リードの5回2死一、三塁。山下をフルカウントから143キロ内角直球で空振り三振に仕留めた。外角要求が逆球となったが「真っすぐ(のサイン)が出た。全力で投げてやろうと思った。気持ちだけです」。無心で思い切り腕を振った分、バットは空を切った。

 昨年はわずか3試合の登板に終わり、オフから初めてメンタルトレーニングに取り組んだ。精神面を見つめ直すことで、動じない心を手にした。5回の場面も平常心で通せた。村田ヘッドコーチは「予想より100倍良かった。今村の最高のピッチングを見た」と成長に驚きの声を上げた。同時に食事の改善と筋力トレーニングにも励み、体重は約4キロ増の88キロ。最速146キロを5回にも計測するなど、体力も備わった。

 野上、吉川光が2軍落ち。先発陣に穴があいた中で、7年目左腕がチャンスをつかんだ。「今日はナイスピッチングだった。また、次もさらに期待したい」と高橋監督は先発ローテーション入りを示唆。野手では岡本、吉川尚。先発陣でも今村や、7日に先発する鍬原ら若手が出てくればチームはさらに活性化する。今村がチームの連敗を3で止め、3位に浮上させた。(岡村 幸治)

おすすめテーマ

2018年06月07日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });