阪神、能見&藤川でWセットアッパー 左右のベテランで「勝利の方程式」

2018年06月07日 08:32

野球

阪神、能見&藤川でWセットアッパー 左右のベテランで「勝利の方程式」
ダッシュを繰り返す能見(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 阪神が誇る百戦錬磨の両腕に「ダブルセットアッパープラン」が浮上した。中継ぎに本格転向した能見は5日のオリックス戦で1回無失点と上々の投球。マテオ、高橋聡が不在のブルペン陣で、藤川とともに「勝利の方程式」に組み込まれる可能性が高まった。
 「リリーフになったばかりだから、連投や回またぎを経験させながら起用していく。ただ、彼もベテラン。“行け”と言えば行ける。ゆくゆくは勝ち負けを左右するところで投げてほしい」

 6日の練習後に香田投手コーチが見通しを口にした。16年9月30日巨人戦以来の中継ぎ登板となった5日は四球と味方の失策で1死一、二塁のピンチを背負ったが、ベテランらしい落ち着いた投球で後続を打ち取った。同じ救援左腕の岩崎が交流戦で登板4試合中3試合で失点するなど昨年ほどの安定感がない。金本監督も「落ちるボールがあるんで(相手が)右打者でもそんなに変わらないと思う」と話しており、救援登板のリズムに慣れれば、勝っている展開での1イニングを任されることになりそうだ。

 もう一人のベテラン、藤川も最近5試合で6回1/3を無失点。桑原とともに今のブルペン陣では安定感抜群だ。右肩のコンディション不良で2軍調整中のマテオは3日からキャッチボールを再開したが、この日はノースローで離脱が長引く可能性も否定できない。虎投の看板を背負ってきた左右のベテランが、必勝リレーの一角を担う。(山添 晴治)

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