広島、4年目右腕・藤井皓がプロ初勝利 同期・野間と初お立ち台

2018年06月07日 08:53

野球

広島、4年目右腕・藤井皓がプロ初勝利 同期・野間と初お立ち台
好救援でプロ初勝利を挙げ、緒方監督(左)に祝福される藤井皓(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【交流戦   広島4―3日本ハム ( 2018年6月6日    マツダ )】 逆転への流れは完全にできあがっていた。救援4投手による零封リレー。9回を打者3人で抑え、4年目にしてプロ初星をつかんだ広島・藤井皓は野間と並んだ初のお立ち台で喜びを爆発させた。
 「うれしいです。自分のボールをしっかり投げられたし、三振を取れたのもよかった」

 圧巻の14球だった。先頭・清水を全て直球で3球三振に仕留めると、続く中島卓も143キロの外角直球で遊ゴロ。最後は代打・アルシアを「投げるたびに(精度が)よくなっている」フォークで空振り三振に斬った。

 殊勲打の野間が14年ドラフト1位、藤井皓は同4位の同期生。力のある直球とフォークを武器に昨季終盤に台頭し、今季は5月25日に初昇格。今季4度目の登板で僅差は初めて。「経験をプラスにできる1年にしたい。1軍に定着できるよう1試合1試合全力で腕を振りたい」。今後が楽しみな21歳だ。

 流れを変える起点は一岡だった。2番手として6回に登板。先頭打者に四球を与えたものの後続を3人で断ち、7回は今村、8回はアドゥワが3人ずつで退けた。都合4イニングを無安打でつなぐ力投。逆転サヨナラ劇は必然だった。「中継ぎ陣がよく頑張ってくれた。藤井皓だけじゃない。アドゥワも猛も。ナイスゲーム」。セ界首位の底力を見せつけ、緒方監督は満足そうだった。(江尾 卓也)

 ◆藤井 皓哉(ふじい・こうや)1996年(平8)7月29日生まれ、岡山県出身の21歳。おかやま山陽では2年夏から投手に転向も甲子園出場なし。14年ドラフト4位で広島入り。3年目の17年9月30日DeNA戦で初登板し、ホールドを記録。1メートル81、86キロ。右投げ左打ち。

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