ソフトB 7年目・塚田が存在感、好調支える“穏やかな心”

2018年06月07日 10:45

野球

ソフトB 7年目・塚田が存在感、好調支える“穏やかな心”
2日のDeNA戦の7回2死二塁、左前に適時打を放ったソフトバンク・塚田(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 得意の交流戦で勢いに乗るソフトバンクに「ニューヒーロー」誕生か。7年目の塚田正義外野手(28)が存在感を示している。
 2日のDeNA戦では1点を追う2―3の7回2死一塁。代走・城所が二盗を決めると、カウント1―2からの4球目、左腕エスコバーの132キロのスライダーをしぶとく左前に運ぶ同点適時打を放った。

 本拠地では14年8月以来となるお立ち台。「家族が増えて奥さんと息子のために打席に立っている。息子がまだちっちゃいので、おむつ代がかかるので、おむつ代を稼ごうと思って必死にやってる」と笑顔で家族への思いを口にした。そして、夫人と昨年10月に誕生した息子に向かって「パパ、やったよ〜」と絶叫した。

 “穏やかな心”が好調を支える。バッティングの状態については「調子は自分で決めることではない。でも、常に平常心で打席に入れているのは良いと思う」と話す。結果が出ても冷静さを失わない。「アピールというか、良いイメージを持って、来た球を打つだけ。今まで“アピール、アピール!!”で空まわっていたので」と目の前に集中する。

 スタメン出場で無安打に終わった3日のDeNA戦では左翼の守備で貢献。初回には左中間を破りそうな当たりをランニングキャッチ。7回にもファウルゾーンへの飛球をスライディングしながらキャッチし、そのままフェンスに直撃した。「打てなかった分、守備で貢献しないと」と息を吐いた。

 交流戦「ラッキーボーイ」の声も多く上がるが、意識はしていない。「ラッキーボーイか…」と少し考え込み、口を開いた。「2軍でも長谷川(勇)さんや吉村さんが一生懸命やっているを見ている。自分もいろんな人に支えてもらって、ここまで野球をやってこれてるし、だから、ただのラッキーですませたくないし、あくまでも通過点という気持ち。ラッキーなんてずっと続くもんじゃないんで」。地に足を付けた塚田の快進撃が楽しみだ。(記者コラム・後藤 実穂)

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