ソフトバンク開幕4連勝から4連敗…高橋礼 また乱調…6回5失点8四死球

2021年04月04日 05:30

野球

ソフトバンク開幕4連勝から4連敗…高橋礼 また乱調…6回5失点8四死球
<ソ・ロ>汗を拭く高橋礼(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4―7西武 ( 2021年4月3日    ペイペイD )】 開幕4連勝から4連敗…。ソフトバンクは3日、西武に4―7で敗れて貯金がついに0となった。先発の高橋礼投手(25)が6回で8四死球を与え、5失点で今季初黒星。2年ぶりに開幕ローテーション入りを果たしたサブマリンだが、2試合で計17四死球と制球難に苦しんでいる。チームは2カード連続の負け越しとなった。
 相手と戦う前に自分に負けた。今季2度目の先発マウンドでも制球難を修正できなかった高橋礼は、試合後に反省の言葉ばかり並べた。

 「前回登板と同じ失敗をしてしまった。ストライクを取ることに苦労し、打者と勝負することができなかった。野手の方、中継ぎの方に本当に申し訳ない。もう一度、自分の投球を見つめ直します」

 2年ぶりの先発復帰登板となった前回3月27日のロッテ戦は9四死球を出しながらも6回1/3を2失点と何とか粘った。だが、この日は初回から崩れた。1死満塁から押し出し死球、続く呉念庭に2点打を許して3失点。3回と5回も四死球が失点につながる悪循環が続いた。6回で8四死球を許し計5失点。前回は103球で52球がボールで、この日は121球で49球がストライクゾーン外と打者と勝負できていない。

 工藤監督は投球の幅の狭さを指摘した。高橋礼はオフに同じ下手投げの楽天・牧田からカーブを学んだが、いざ実戦では生かせていない。「勇気を持って遅い球を投げないと緩急がない。カーブは待ち切れないので違ったと思う。使わないのが残念」。この日投じたのは直球83球、シンカー18球、スライダー20球。相手にとっては狙いを絞りやすい。

 前夜に6回6失点KOされた石川に続く先発の乱調で4連敗。開幕4連勝でつくった貯金を早くもはき出してしまった。高橋礼は2試合12回1/3で計17四死球の内容だが、指揮官は見捨てていない。「金、土、日を投げる投手は柱。気持ちだけは出ていたので次も期待して出す。大事なのは次までの1週間。タイミング、リズム、バランス。何か収穫をつかんでほしい」と先発の柱として奮起を求めた。

おすすめテーマ

2021年04月04日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム